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2016.12.06
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2016.12.06
クリスマスに「恋人たちの日」といった印象を持っている人も多いと思いますが、一方で、その2週間前は1年のうちで2番目に別れが多い時期でもあるそうです。こうしたクリスマスブルーによる危機を回避して当日を2人で楽しく過ごすためには、今からどんなことを心がけておくべき? ライフスタイルジャーナリストの吉野ユリ子さんにお話を伺いました。
「クリスマスの時期はイルミネーションもきれいだし、喫茶店に入ってもロマンティックな音楽が流れているし、映画やテレビでもラブストーリーものがたくさん放映されていて、どこを見渡しても恋愛ムードが全開。そういう状況は、ただでさえ感傷的になりやすく、平静の気持ちが保ちづらくなってしまうんです。だからこそ、恋人のケアをいつも以上に繊細に行わなくてはいけません。クリスマス前の別れの原因はどれもがコミュニケーション不足やクリスマスに向けての気持ちのすり合わせができていないことによるものです」(同)
恋愛ムードが全開「だからこそ」別れをいちばん心配しなくていい時期のようにも思ってしまいますが、実は逆なんですね。どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
「まずは、12月に入る前後の段階で、それとなくクリスマスはどう過ごしたいかという恋人の気持ちを確認しておくべきでしょう。例えば相手が超多忙だったら、1日ずらして2人で過ごすとか、『どこそこのレストランで過ごすのはどうかな? 』とか、自分の希望を伝えつつも相手が何を望んでいるかをちゃんと確認しておきましょう。一方が突っ走ってしまっても、温度差ができて上手くいかないし、お互いの歩調を合わせながら、2人で楽しく過ごす雰囲気作りをするべきですね。例えば、『クリスマスを2人で過ごすためには12月前半は仕事を沢山こなさないといけないけど、当日は仲良く過ごそうね』とか、『高級レストランで美味しいもの食べて過ごすために、12月の前半はお家で節約デートしようね』など、事前の打ち合わせみたいなものが非常に重要になってくるのです」(同)
なるほど。もちろん実際にどう過ごすかは各カップルの自由、ただ、それを前もって口にして確認しておくことが大事。どんなことにも通じそうな心得ですが、クリスマスであればなおさらなんですね。ところで、事前準備といえばプレゼントはどうしたら?
「まずは “2人で協力して、素敵なクリスマスを過ごす”というのを確認できていることが大事ですね。それができた上でプレゼントはもちろん必要でしょうけど、一人で突っ走るのだけはやめましょう。あと、2人の空気がギクシャクし始めている時期なのに、それを乗り越えようと突然プロポーズをする人もいますが、事前にきちんとプロポーズを成功に導く流れを作っておかないとダメですよ。いずれにしても独りよがりにならないで、クリスマスは2人で一緒に作るものということさえ忘れなければ、きっと楽しいクリスマスが過ごせますよ」(同)
相手の気持ちが分かっているからこその、喜びを倍増させるためのサプライズ。たとえ劣勢からの起死回生を目指したくても、独りよがりのサプライズプレゼントではあまりうまくいかないようです…。
無意識にあるいは意図的に、こうした気持ちのすり合わせが上手にできているカップルが素敵なクリスマスを迎えられているんですね。ああ、羨ましい…。なんてぼやく前に一緒にクリスマスのプランを考える相手を探さないと!
(冨手公嘉/verb)
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