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2016.09.17
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2016.09.17
映画は時に気持ちを前向きにしてくれたり、恋を後押ししてくれたりするもの。気になる異性や恋人と一緒に観るなら、なおのこと作品を慎重に選びたいですよね。そこで今回は、映画ライターの新谷里映さんに恋愛の様々なシチュエーション別に、おすすめ映画を選んでもらいました!
『ブロークン・イングリッシュ』(2008年公開)
監督:ゾエ・カサヴェテス
出演:パーカー・ポージー、メルヴィル・プボー、ドレア・ド・マッテオ 他
「ヒロイン・ノラが運命的に出会うのは、情熱的なフランス人男性・ジュリアン。でも、ずっと仕事に縛られてきた彼女は、彼の胸に飛び込めない…。そんな恋の仕方を忘れた彼女が、勇気をもって一歩踏み出し、幸せをつかもうとする姿に、女性は共感すること間違いなし。恋愛に臆病になっている人、なかなか勇気が出せず告白できずにいる人に特におすすめです! 男性は、情熱的でロマンチックなセリフをサラッと言ってのけ、ヒロインを翻弄するジュリアンの姿から学ぶ点があるかもしれませんね」(映画ライター・新谷里映さん)
『恋人までの距離(ディスタンス)』(1995年公開)
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー 他
「偶然、列車で知り合った男女がウィーンで途中下車をして、夜明けまでの14時間を一緒に過ごすという物語。特別な事件は何もないけれど、お互いが惹かれ合っている仕草、会話がものすごく繊細に描かれているので、映画好きが選ぶおすすめ恋愛映画として、よく挙がる作品です。こういう話をすると相手の性格が分かる、こういうジョークを言ったら会話が弾むなど、会話下手な人には参考になるフレーズや口説き方など、恋の手ほどきがたくさん詰まっています。片思い中にひとりで観てもよし、また付き合いたてのカップルで観ても、自分たちの出会った当時の印象や、そのとき思っていたことを語り合えるのでおすすめです」(同)
『それでも恋するバルセロナ』(2009年公開)
監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム 他
「恋に慎重で堅実な彼氏のいるヴィッキーと、恋愛体質で自由人のクリスティーナという正反対の女友達2人が、バルセロナを旅行中にアントニオという色男と出会い、それぞれが恋してしまうというバカンスムービー。『最近マンネリかも…』という女性は、始めはヴィッキーに共感すると思いますが、映画を観終えたときには、今いる恋人を大切にしたほうがいいかも…と思い止まってしまう、ある種の教訓が得られる映画だと思います。また、バルセロナの観光名所が次々と登場するので、マンネリ脱出も兼ねた、恋人との旅行を計画したくなるかも!」(同)
『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009年公開)
監督:ケン・クワピス
出演:ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア 他
「結婚を意識させたい、相手が今の関係をどう思っているのかはっきりさせたい、そんなモヤモヤとした気持ちでいっぱいのときには、『そんな彼なら捨てちゃえば?』を観ましょう。ジェニファー・アニストン演じる結婚を急ぐ女性と、ベン・アフレックが演じる結婚否定主義男性のカップルの赤裸々な心情は、同性であれば共感でき、異性であれば、グサリと心に刺さるものがあるかも。2人のやりとりから結婚とは何か? なぜ結婚するのか? という素朴な疑問のヒントを得られるはずです。とはいえ、シリアスではなく、カップルで観ても笑えるユーモアある作品なのでご安心を」(同)
『127時間』(2011年公開)
監督:ダニー・ボイル
出演:ジェームズ・フランコ、アンバー・タンブリン、ケイト・マーラ 他
「喧嘩をした際に恋愛映画を観ても、逆効果となるケースもあります。そういうときは、一緒にハラハラドキドキの展開が楽しめる作品を選ぶのがベター。そこでオススメなのは、『127時間』。不慮の事故で断崖に挟まれた青年アーロン(ちなみにイケメン)が、究極の決断をして生きようとする、実話を元にした映画です。『彼はいったいどうなるの?』という緊迫感がありつつも、絶望の中にユーモアを交えているのも魅力。鑑賞後は、『さっきまで自分たちはなんで喧嘩をしていたのかしら?』と、原因を忘れるくらい主人公の決断と勇気に感動するはずです」(同)
『ステイ・フレンズ』(2011年公開)
監督:ウィル・グラック
出演:ジャスティン・ティンバーレイク、ミラ・クニス 他
「セックスありの友情は成立するのか? というのがテーマのこの作品。『これで女を喜ばせていると思っているの?』といったセリフをはじめ、セックスのときに相手はどんなことを望んでいるのか…という普段知りえない異性の意外な願望があけすけに描かれているため、セックスレスのカップルには刺激を与えそう。『ブラック・スワン』、『ソーシャル・ネットワーク』に出演していた主演2人の脱ぎっぷり、交わりっぷりがとにかくいいんです! まるでスポーツのようにセックスを楽しむベッドシーンを見れば、映画鑑賞後の一試合に発展しやすそうです(笑)」(同)
う~ん。どれも興味深いですね!! 新谷さんのコメントを参考に、今の自分の恋愛模様に合った映画をセレクトしてみては? 筆者も早速レンタルショップに足を運んでみます!
(冨手公嘉/verb)
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