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2016.08.14
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2016.08.14
帰省シーズン到来! 地元で久々に、親戚の子や友人の子と会う機会もあるのでは? でも、なかには小さな子を前にすると何を話せばいいか分からず、億劫に感じてしまう人もいるかもしれません。そこで、現役保育士の河合美希さんに「3~5歳くらいの子どもとの会話が盛り上がるテーマ」について伺ってみました。
「実のところ子どもが話すテーマは大人とたいして変わりません。子どもと同じ目線の高さで目を見てできるだけ笑顔で話す、子どもだからと赤ちゃん言葉を使ったり子どもっぽい話し方をしない、など伝え方を工夫するだけでいい反応をしてくれますよ。また、ときに非現実的なことを話しても、大人の意見で否定せず、すべて受け入れて聞いてあげましょう」(河合さん、以下同)
子ども扱いされていると感じさせないのが大人の対応なんですね。さっそく、特に盛り上がるテーマとちょっとしたコツを教えていただきました。
「今日(昨日)何をしたのか、直近のお休みにどこへ行ったかなど、近い日にちのことを聞いてあげると記憶も鮮明ですし子どもも話しやすいです。どこか特別な場所に行っていなくても『スーパー行った』とか『家でお父さんと遊んだ』など何かしら話してくれますよ。『スーパーで何を買ったの?』とか『何で遊んだの?』などとそれをまた詳しく質問してあげることで会話が弾みます」(同)
「男の子はやっぱり乗りもの。なかでも電車が好きで、たいてい『好きな乗りものは?』と聞くと『こまち!』とか『はなぶさ!』とか具体的な車名を挙げて反応してくれます。また『乗ったことある?』『それってどういう電車?』と聞いてあげると詳しい子は延々と話してくれますね。よく「その電車は~」「本当はこうで〜」などと話し始めてしまう人がいますが、大人はできれば子どもが何を言ってもひたすら聞き役に徹するほうがよいですよ」(同)
「この年頃の女の子は『○○君好きー』『私○○君と結婚するー』といった話が多くなります。子どもの言う『結婚する』は『いま一緒にいる』とか『よく遊んでる』といった意味なので、現実的に考えて『結婚できるわけないでしょ』などと否定的な意見を言わず、すべて肯定して『いいね、○○君ってどういう人?』などと聞いてあげることが大切です。好きな人が複数いる子もいるので『あとは誰が好きなの?』などと聞いてみるとまた何人かでてきて話が広がるかもしれません(笑)」(同)
「自我が強くなっている年頃なので、服装や持ちものにも本人の好みが反映されています。なので、例えばキャラクターものの何かを持っていたら『そのキャラクターかっこいいね(かわいいね)』などと言うだけで子どもは喜々として話をしてくれますよ。そのキャラクターの詳しい話や誰に買ってもらったのかを聞くと会話も広げやすく、子どもたちも得意気に話をしてくれます」(同)
「『大きくなったら何になりたい?』という話は保育園や幼稚園でもよく出ます。3歳くらいだと『パイナップル』など意味不明なことも言ったりしますが、否定などはせず『パイナップルかー、いいねぇ』と返してあげるといいですよ。4、5歳になってくると『モデル』や『仮面ライダー』など具体的な答えが出てきますが、そこをまた『そんなのなれるわけないでしょ』と現実的な意見を言ってはダメです。『かっこいいね』『今のうちにサインもらっとこうかな』など、肯定し、持ち上げてあげましょう」(同)
これで子どもとのコミュニケーション対策はバッチリですね。これまでどんなふうに接したらいいか悩んでいた方は、これらの話題で会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?
(たまご/コンセプト21)
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