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コピーライター、コラムニスト

まついゆうへい

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読了時間:約3分

 「ひと夏の恋」とか「夏は恋の季節」なんて言うように、なんだか夏になると恋がしたくなる気がします! これっていったいどうしてなのでしょうか? 恋愛心理や脳科学に詳しい、まついゆうへいさんにお話を伺いました。

夏は脳が快感物質を分泌する!?

「夏が『恋の季節』と言われる理由はふたつあります。ひとつは、“非日常”だからです。夏休みや花火などのイベントは仕事や学業からはなれた非日常ですよね。人の脳は、非日常に身をおくと開放感からドーパミンやエンドルフィンなどの快感物質を分泌します。これは一種の興奮状態でトランス状態ともいいます。

トランス状態になると、ふだんは理性で抑えていた本能がちらりと顔を出し男女の欲求が刺激されるので、先をあまり考えずに恋に落ちるケースが多いのだと思います。そして、夏が終わりトランス状態から目を覚ますと別れてしまう…、これが『ひと夏の恋』のメカニズムといえるでしょう」(まついさん・以下同)

 たしかに夏はわくわくするイベントが多いですが、まさかそんなに脳が活発になっていたとは。日常とは違う浴衣姿や水着姿にもドキドキしちゃいますもんね。

夏は視覚を刺激する!?

「水着はもちろん、薄着になり“肌の露出が増えること”が、ふたつめの理由ですね。男性の脳は島皮質(とうひしつ)という視覚を司る部位が発達していて『この女性が丈夫な赤ちゃんを産めるかどうか?』を目で見て判断するため、視覚が刺激されれば興奮できます。

一方、女性は帯状回(たいじょうかい)という記憶や感情を司る部位が発達していて、これは『この男性は何を約束し、どのように実行したか?』を見るものです。女性は視覚だけでは男性ほど興奮できませんが、肌の露出が多くなる夏ですから、男性を興奮させやすい=女性がその気になれば恋に発展しやすい季節と言えるのではないでしょうか」(同)

 なるほど。つまり「恋がしたくなる」というよりも、「恋のチャンスが多い」季節ってことですね! よし、やっぱり夏の間にいろんな非日常のイベントへ行きまくらねば(焦)!!

 薄着で、非日常を一緒に過ごすことが夏の恋において重要なポイントになりそうです。このポイントを上手く活用すれば、夏がもっともっと楽しい季節になるかも…! みなさんにとっても、この夏が実りあるものとなるように願っています♪

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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