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2015.12.03
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2015.12.03
告白はメールで、という人も多いようですが、デジタル全盛の今だからこそ、あえて「ラブレター」をしたためてみるのはいかがでしょうか? 心の込もった直筆の手紙を渡せば、メールでは伝わりにくかった想いも届くかもしれません。「恋文屋.com」を主宰し、恋文心理トレーナー・ラブレター研究家としてご活躍中の大崎智代子さんにお話を伺いました。
「真実の愛情を伝えるには、もちろん直接言葉で想いを告げる方法もあります。ただ、それが苦手だという人や言語では伝えきれない想いがあるとき、手紙にすることで言葉以上のピュアな想いを届けられます。それこそが、ラブレターのもつパワーです」(大崎さん)
ただ、いざ手紙を書こうと思っても具体的に何をどう書いたらいいのか悩んでしまいます…。そこで、好きな人への告白を目的としたラブレターについてのアドバイスをいただきました! まず、書き方から。
(例)「熱心に仕事をしているあなたの姿が素敵でした」
「〇〇のときにクスっと笑う姿がキレイだと思います」…etc.
「シンプルに『好きです』でも良いのですが、自分の目には相手がどう映っているのかを具体的に述べると、好きになった理由がより伝わるようになります。印象に残っている相手の所作を例に出すのも効果的ですよ」(同)
(例)「あなたは『自分は仕事ができない』と悩んでいるけれど、私は尊敬しています」
「自信ないって言っていたけれど、私は◯◯なところが良くできていると思うわ」
…etc.
「相手がコンプレックスに感じているであろうことにあえて言及するのも、想いを届けるテクニックのひとつ。相手に対する思いやりの心が伝わりますし、受け取った側は『自分のことをよく理解してくれる人だ』と安心してくれるはずです」(同)
(例)「いつも君のことを見ています」→「いつも君を見守っています」…etc.
「相手との距離がまだ遠いとき、長文すぎるラブレターは相手を怖がらせてしまう可能性大。特に男性が女性に送るときは、できるだけ短文で簡潔にまとめたほうが◎。また、相手をおびやかさない言葉のチョイスも重要です」(同)
(例)「好きです! 付き合って下さい」→「またご飯に行きませんか? 」「あなたともっとお話してみたいです」…etc.
「自分の気持ちを押し付けるだけでもなく、相手に媚びへつらうだけでもない、両者の立場を包み込むポジションからアプローチをするとうまくいきます。また、ラブレターを渡して一発勝負ではなくて、それをきっかけに少しずつ距離を縮めていくイメージをもったほうが、今後の関係がよりよい方向にいくことも」(同)
ここまで相手のことを考えて一生懸命に綴られた文面を見たら、たしかに真摯な想いが伝わりそう! ちなみに、いざラブレターを渡すシチュエーションではこんなことに注意したほうがいいとか。
【NG例】
【OK例】
「渡す際は『相手にストレスのかからないこと』を意識しましょう。『誰かに見られたらマズい』という余計な心配のいらない快適な環境で渡すのが、マナーでもあるのです。また、郵送は相手が読んでくれたか確認がとれないので、少々危険。やはりベストは直接会って手渡しすることです。返事は両想いを確信できる関係でない限り相手の負担になってしまうことが多いので、あえて求めないことです」(同)
これは忘れずに頭に入れておきたいところ…。最後に、思いを綴るレターセット選びについて。
「自分をどう見せたいかに合わせて、色、柄、罫線の幅や長さなどの要素を比べ、最もイメージに近いものを選びましょう。例えば『女性として見てもらいたい』とき、ピンクや紫が◎ですが、濃淡で女度を調節するのもアリ。一般的には薄めのクリーム色に近いピンクくらいが、どんな男性にもウケがいいですね。一方『さわやかに見せたい』ときは、ハートより花をモチーフにしたデザインのほうがカジュアルに見えます。ハート柄でフリルたっぷりのデザインが好みという人もいるかもしれませんが、男性には直球すぎることも。気持ちの押しつけにならないよう、ある程度相手の好みも観察しておきましょう」(同)
もしかしたら、こうしてラブレターの書き方や渡し方を一生懸命考えたこと自体も、受け取った相手の心に響くのかもしれませんね。ちょうどメールでの告白を考えていたという方、ぜひ直筆のラブレターに挑戦してみては?
(池田香織/verb)初出 2012/3/23
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