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2016.05.27
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2016.05.27
定期的に、似たような夢を何度も見ることってありませんか? 楽しい夢であればまだ良いものの、なぜか嫌な夢ばかりが続いたりもするものです。今回はヒトメボ読者に「定期的に見る嫌な夢」を聞いてみました。
「大学生に戻っていて、12月くらいに一度も出たことのない授業があることに気づいてどこの教室でやっているのかもわからなくて、『これ絶対単位足りなくて卒業できない!』と焦りまくる夢。実際に大学は1年留年したけど、当時はこの夢のときほど嫌な気分にならなかった。でもこの夢を見て目覚めたときはびっしょり冷や汗をかいている」(東京・36歳男性)
意識していなかっただけで、もしかしたら学生の頃も焦っていたのかもしれませんが……。大人になった今、しかと恐怖が認識されるようになったのでしょう。
「ジョギングをしていて、後ろから誰か知らない人が一定の距離を保ってついてくる。で、その人はどうやら私のことを殺そうとしている。恐怖で走るスピードを上げるけど全然振り切れない。死に物狂いで走っていると目が覚める」(神奈川・26歳女性)
これは悪夢の典型みたいな悪夢ですね。現実でも“何かに追われている”的なストレスを感じているのかも。
「通勤電車に乗っているんだけど、目的の駅になっても停まらずに通り過ぎていく。早く降りないと仕事に間に合わない。でも電車は一向に停車する気配がなく、どんどん知らない駅を通過していく。他の乗客はいたりいなかったりで、いる場合はどうやらその人たちもグルになって私を閉じ込めているっぽい」(東京・30歳女性)
「周りの人がグルになっているっぽい」とか、夢の中独特のあの感じですね。自分がどこに連れていかれるかわからないというところに恐怖を感じます。
「昔住んでいたマンションのエレベーターに乗っている。自分の家は7階で、全部で13階建て。7階のボタンを押すんだけど、止まらずにその階を通り過ぎる。『止まれよ~』と願って階数表示を見ているとなぜか100階とかまで上昇する。そこで一旦止まって、今度は7階を通り過ぎるまで降りたり、さらに高い階に上昇したりする。たまにドアが開くんだけど、外は異世界になっていてなんかわからないけどやばい感じがして、『これ出たら死ぬな』と直感。早く元の世界に戻りたいけどずーっとその状態が続く」(東京・26歳男性)
閉じ込められ系の夢は現代人の何かのストレスを暗示しているのでしょうか。エレベーターも13階の建物を100階まで上昇するとは、ぶっちぎりの勢いを見せています。
「その日の23:59が納期の仕事があって、懸命に取り組んでも間に合うかどうかわからない状況。必死にパソコンに向かうんだけど、途中そのパソコンに爆発物が仕掛けられていることが判明する。時間がない中、解除する作業をしなくてはならず、納期は間に合わなくなりそうだし下手すると爆発して死んでしまう。ものすごい焦っているうちに目が覚めて心底ほっとする」(東京・34歳男性)
これは壮絶なストレスですね。個人のパソコンに爆発物が仕掛けられるという謎展開も悪夢ならでは。
「1年間アメリカに留学していたことがあるんだけど、夢の中の私は留学したての頃みたいにまったく英語が話せない状態になっている。相手が何を言っているかもわからないし自分の意思を伝えることもできない。そのうち街の中で迷ってしまい、ホームステイ先の家に帰れなくなってしまう。言葉が通じないのと『このまま知らない街で殺されたりしてしまうんじゃ…』という恐怖、それと『どうして英語がわからなくなってしまったの?』という理不尽さがものすごい」(神奈川・24歳女性)
外国で迷子になる恐怖が、しっかり悪夢となって再現されています。
「嫁に浮気がばれる夢。現実では浮気していないのに夢の中では浮気していることになっていて、自分の過ちで離婚して嫁や子供と離れ離れになって暮らさなくちゃいけないのかと絶望する。浮気は学生の時にしたことがあったけど罪の意識はあまり感じていなかった。でも夢では罪悪感がやばい」(東京・29歳男性)
浮気していた当時も、実は罪の意識を心のどこかで感じていたのでは? この夢を見ることで浮気をしなくなるなら、奥さんとしては良い夢かもしれません。
よく見る悪夢が人によって様々なのが興味深いですね。夢にはその人の深層意識がある程度反映されていると考えられますので、何か問題を解決したり、状況が大きく変わったら同様の悪夢を見ることはなくなるのかもしれません。
(藤井弘美+プレスラボ)
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