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2016.02.20
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2016.02.20
たとえば「ぶりっ子」が代表的な例ですが、女性から嫌われやすい女性っていますよね。しかしなぜか、そんな女性が男性からはモテるもの。なかには、女性陣から「あの子、女からは嫌われてるけどね(ドヤ)」なんて言われても、「それがどうした? それでも好きだ!」という男たちもいるようです。「女から嫌われる女」が好きな理由をヒトメボの男性読者に聞いてみました。
「それほどまでに男性に媚びを売らなくてはいけないということは、その女子が心に寂しい闇を抱えているということ。たとえば幼少期に親の愛情を十分に受けられなかったとか、昔彼氏にひどい捨てられ方をして軽い男性恐怖症の裏返しで“心の鎧”としてぶりっ子をしてしまうとか。そういう闇を、自分が寄り添って一緒に歩んでいくことで、少しずつ解決していきたい」(東京・29歳)
話がいつの間にか、かなりヘビーな方向に。この男性は嫌われ女子を、「一緒に歩んで解決していく」前提で見ているようです。
「かわいいものはかわいいですからね。元がかわいくない子もぶりっ子しますけど、そうするとかわいく見えるものだし。やっかむくらいなら、自分もぶりっ子すればいいのにって思いますけどね」(東京・32歳)
女性からは「別にやっかんでいるわけじゃなくて、ただただ気持ち悪い」という反対意見が出るのではないでしょうか。ぶりっ子系の仕草は、刺さる男性にはこれでもかというくらい刺さるよう。
「きっと本人も、自分のキャラが同性から快く思われていないってことはわかっていると思う。その上でまだそのキャラを続けるってことは、それなりの覚悟が本人にあるということ。その振り切っている感に逆に好感が持てる。とんがった芸人さんとか、徹底したアイドルキャラのアイドルとか、悪役を演じ切るプロレスラーとか、そういう人に抱くリスペクトに近い感情がある」(東京・25歳)
それぞれの“道”を極める達人に、一般の人たちはおのずと畏敬の念を抱かされます。嫌われ女子は、“嫌われ女子道”を極めんとする、ストイックな探究者なのかもしれませんね。
「ぶりっ子する女子は計算高く、男を喜ばせる術を心得ている。さらにそういうことに研究熱心。だから彼女か奥さんにしたら、少なくとも男にしていたら色々と楽しいはず」(神奈川・35歳)
たしかに「ぶりっ子」とは、“男性に好かれたい欲求の表出”である可能性が高そう。彼氏・夫目線なら、自分のために最大限の努力をしてくれるぶりっ子女子は悪くないですね。
「同性の嫉妬を買うということは、嫉妬されている女子が実際かわいいということの証明でもある。そういう女子を彼女にできたら鼻が高い」(東京・23歳)
これも女性陣からブーイングが聞こえてきそうなコメント。「実際全然かわいくないから見ていて不快!」「彼女をアクセサリー程度にしか見ていない」といった声も出そう。
「ぶりっ子している女子を見つけて、『ぶりっ子だね~』といじると楽しい。『そんなことないですよぉー』っていう返事をそのまま真似してみたり。内心ムカつかれてるかもしれないけど。こちらはあくまでぶりっ子に肯定的な気持ちなので、言わなくてもそれが伝わることがある。そうすると、暗黙の連帯感というか、『お互い、わかってるね』みたいな絆が生まれて、それがうれしい」(神奈川・27歳)
この男性、ぶりっ子女子と謎の心の交流があるようです。とはいえ、自分と誰かとのあいだに「言わなくても通じてる」的な感覚が生まれるのって、わかる気がします。
「周りから孤立している人にはまず同情を感じてしまうのが人情。それがかわいい嫌われ女子なら、『おれだけは君の味方だよ』って言って抱きしめたい」(東京・30歳)
この男性は「抱きしめる前提」目線なのですね。きっと守ってあげたいと思っているのでしょう。
このように、見ている男性はちゃんと見ています。そしてわかった上で、「やっぱり嫌われ女子っていいよ!」という結論に至ったようです。もともと女性に幻想を抱いていないタイプのほうが、ぶりっ子女子と割り切って付き合えるのかもしれない、という印象を受けました。
(藤井弘美+プレスラボ)
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