「ワガママじゃない！」　世間のマイナスイメージに対する一人っ子たちの反論

　「一人っ子」にはどんなイメージがありますか？　『ワガママ』や『社交性がない』など、世間の印象を並べてみればマイナスな言葉ばかり。今回は「一人っ子」のヒトメボ読者に、そんなイメージに対する反論を聞いてみました。

大人の会話ばかり聞いていたので空気を読める！

「子供の頃、年末年始など親戚の集まりはとてもつまらなかったですが、大人同士の会話を聞いている間に自然と空気を読むことを覚えたみたいです。人の顔色でなんとなく気分がわかります。何か言いたそうな人がいれば、話し出しやすいようにあえて話を振ったりしちゃいます」（東京・25歳女性）

　年の近い兄弟がいない一人っ子は、早くから大人の世界に入っているのかも。それにしても大人の皆さん、子どもの観察力はすごいですね。いいお手本になりましょう。

親が教育熱心なのでワガママを言わない！

「子供が一人しかいないからか、親の教育も熱心でした。これだけ勉強したらこれだけ遊んでいいという決まりがあって、その通りに過ごしてたおかげで自律するのが早かったかもしれません。周りから一人っ子ぽくないと言われるのもこのおかげですかね」（東京・28歳男性）

　親が子どもにかける時間が一人に集中するわけですからね。言われてみれば割と落ち着いた一人っ子って多い気がしてきました。

物欲が満たされるので無駄遣いをしない！

「幼少期から欲しいものを与えられ、物欲が満たされたせいか、大人になった今では、必要なものを必要な分買えばいいという考えになりました。付き合った男性にも記念日だからとプレゼントをねだるタイプではないです。むしろ無駄遣いのほうが気になってしまい、節約癖がついてしまいました」（千葉・23歳女性）

　幼少時の欲の満たされ方って将来に影響すると言いますし、この理論は納得です。この方はきっと、結婚しても家計を守れることでしょう。

お一人さまに慣れているのでフットワークが軽い！

「親がいないときは大体一人で買い物に行ってましたし、高校生になると一人でコンサートにも行ってました。友だちと一緒のほうが楽しいことも多いですが、一人で行動できると効率も良く、フットワークが軽くなりますよ」（神奈川・31歳女性）

　一人で行動するのって気楽ですよね。お一人さま用のお店やサービスもたくさんありますが、うまく使いこなしてるのは実は一人っ子の方々だったり!?

よく妄想をしていたので独創性がある！

「一人で遊べることは限られているので、パズルや迷路ばかりしていました。自分に兄弟がいたらあんなことこんなことできるのにな～と考えるうちに、新しい遊びを何個も生み出してましたね。ルールから全て作り上げてました。今見ても結構面白そうなクオリティーです」（埼玉・19歳男性）

　ルールから作りだすとは強者。どんな遊びを生み出したのかとても気になりますね。育んだその独創性は、ぜひ何かに生かしてほしいものです。

人と比較されなかったので楽観的！

「兄弟間で比べられることがなかったので、その点は気楽でした。今でも周りと自分を比べたりしないので、そのせいか落ち込んだりもしないですね。周りは周り、自分は自分と割り切れます。比較して悲観的になってる人を見ると、あなたはあなたでいいのにって励ましてあげたくなります」（東京・27歳男性）

　マイペースなイメージが強い一人っ子ですが、このように良い意味でのマイペースもあるのかもしれません。落ち込みがちな人も多いと思いますが、ぜひこの考え方、見習いたいですよね。

　世間一般ではなぜかマイナスなイメージが強い一人っ子たち。でも、一人っ子も兄弟ありも一長一短。それぞれたくさんの魅力があります。培ってきた自分の感性や価値観を大切にして、うまく活かしていきたいものですね。

(Eliy/Concent)