ヒトメボ

恋愛コラムニスト

佐藤玲美

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読了時間:約4分

 異性から、「人としては好きなんだけど…」なんて言われがちな、いわゆる、いい人止まりの人。そんないい人には、大きく分けて「優しいだけの人」「一緒にいてラクな人」「友達としてしか思われない人」の3タイプがいるそうです。こうした人たちが意中の相手と恋愛関係に発展するために必要なことってなんでしょうか? 恋愛コラムニストの佐藤玲美さんに教えていただきました。

優しいだけの人は、NOと言う勇気を!

「優しいだけの人に必要なのは、自己主張をすること。たまにはNOと言う勇気を持ちましょう。それだけで相手の評価を変えることができます。この手の人は、相手の気持ちを最優先するあまり、好きな人の欲求に対して何事にも『いいよ』と言ってしまいがち。そうすると、ただの都合のいい人にしかなれません。一番大切にされる人のように思えて、実は一番後回しにしてもいい人に自らなってしまっているんです。関係性を変えたいのなら、一度、無理なときは『今日は用事があるから無理』『やりたいことがあるから今は行けない』などと、NOと主張してみる。それは、自分の価値を高めるうえで大切だということを忘れないでほしいですね」(佐藤さん)

 たしかに、あまりに従順すぎると物足りなさも出てくるでしょうし、相手に悪意がなくともいつの間にかキープ扱いに陥ってしまいそうです。そこで、あえてのNO! なんですね。

一緒にいてラクな人は、異性を意識させること!

「お互いの家をスウェットで行き来できるような『一緒にいてラクな人』は、相手に異性として意識させると効果的です。たまにはキレイな格好をしてみるとか、お気に入りの下着を身につける…などでもいいんですよ。それだけで普段と立ち居振る舞いが変わって、相手にいつもと違うと感じさせることができるんです。ほかにも相手をドキッとさせるようなことをしてみるのも効果的ですね。男の子だったら、わざと車道側を歩かせて、『危ないよ』といってグッと自分に引き寄せて、そのまま手をつないでしまうとか。ドキッとさせるポイントを日常的にちりばめてみましょう。『こいつは女の子だったんだ』『あれ、この人男気見せてない?』と意識させることで、一気に恋愛関係に発展させることもできますよ」(同)

 ふとしたことをきっかけに異性だと意識するようになることはありますもんね。むしろ、そんなことをまったく考えてなかった関係だったほうが、いちど意識し始めると止まらなくなったり…。

友達としてしか思われない女性は、思いっきり弱みを見せたり、頼ること! 男性は…

「友達で終わる人は、相手に隙がないと感じられていることが多く、踏み込ませないところがありますので、思いっきり弱みを見せたり、頼ることで、距離をもう一歩縮めることができます。また“いい人”のポジションは、女性にとっては不利に働くことが多いですが、男性にとっては決してマイナスではないんです」(同)

 えっ! 恋愛ではいい人キャラは不利にしか働かないように思っていましたが…。

「男性の“いい人”は女性の相談相手になることが多いですから、ちゃんと親身になってあげ続けることで、相手の恥ずかしい面もすべて知ることができます。例えば彼氏の相談に乗ってあげていて、『でも俺も〇○のこと好きだから』などと突然言うことで、女性をドキッとさせられるのです。そんな風に男を見せることで、ギャップにキュンときて、付き合いに至る…というケースを度々目にしています、なので、自分は“いい人”に格付けされているかも? という人は、恋人昇格のチャンスありと受け止めて今の立場を活かしてみてください」(同)

このタイプの男性は、もう恋人昇格が間近なポジションにいるようです。言われてみれば、女性からお悩み相談されているうち交際に発展したなんて話をよく聞きますが、もしかしてこのケースのことなのかも。

 最後に、「どのタイプにも通じますが、“勝手に諦めない”ということが大切。“自分はどうせいつもこのキャラだから”と決めつけないで、脱却法を実践してみてくださいね」と佐藤さん。もともと悪くはない関係性。そこからほんの少しだけ接し方を変えることで、恋人という意味での「いい人」になれるかもしれませんよ。

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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