ヒトメボ

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 あなたの上司はどんな人でしょうか。優しい・厳しい・なんかむかつく・仕事ができる・頼りにならない……上司にもいろいろな個性の人がいますが、頼りがいがあって、部下の仕事を常にサポートしてくれる上司がいたら頑張れますよね。そこで、思わず「素敵!」と思った上司の対応をヒトメボ読者に聞いてみました。

土日にこっそりフォローしてくれる

「週末、結構大きめな案件をクライアントに提案。土日で検討して週明けに返事をもらう予定になっていた。ドキドキして週明けを迎え、クライアントに返事を聞きにいくと、『土曜に○○さん(私の上司)がご挨拶に見え、誠意もよく伝わったので発注させてもらいます』と言われてビックリ」(東京・27歳女性)

 部下の営業成績のために暗躍した上司。もちろん、自分たちの部の成績のためという側面もあったかもしれませんが、暗躍のことを一言もいわなかった上司が心憎いです。

怒ったあと、良いところを褒めてくれる

「上司に仕事のことで呼び出され、めちゃくちゃ怒られた。たしかに自分は怒られても仕方がないやり方で仕事をしていたのだと、納得しつつ反省。それでも怒られ方が半端なかったのですごくへこんだ。その日の夜、上司に連れ出されてサシで飲みへ。『またお説教か~。自分のせいだし仕方がないけど』とどんよりしていたら、なんと仕事ぶりを褒められた。『お前のここがすごいと思っている。だから期待値も高いし、今日私が怒ったみたいなところで減点されるのは個人的にすごくもったいないと思う』と言われて、ものすごくモチベーションが上がった」(東京・26歳男性)

 アメとムチの使い方が極めて上手な上司です。ただ叱られるのではなくこういう注意のされ方をすると、「同じミスは二度とするものか!」という気になりますよね。

全力でかばってくれる

「仕事で大ポカをやらかして直属の上司に報告。上司は真っ青になっていたけど、『次から注意しろよ』と言っただけ。その件で上司が部長に呼び出され、全フロアに響き渡るくらいの声で怒鳴られた。部長が『この案件誰にやらせてたんだよ!』と言うと、上司は『私が直接担当していました』と答えた。あとで上司に改めて謝りにいって、『部長にちゃんと説明してきます』と言うと、『あの件はもう終わったことだから気にするな』とのこと。と全部自分で責任をかぶったら確実に査定も下がるのに、私の評価を下げないために全部泥をかぶってくれたらしい」(東京・28歳女性)

 上司としては部下の監督責任も感じていたのでしょうが、大きなミスを一人でかぶろうとする筋の通し方が格好いいですね。世渡り上手ではないかもしれませんが、こんな人には一生ついていきたくなってしまいます。

ミスに備えてくれている

「会社のロッカーにネクタイ、ハンカチ、エチケットブラシ、使い捨てヒゲ剃りなどを常備している男性の上司。彼いわく『自分が忘れたときのため用』らしいけど、自分が使うより誰かに貸していることのほうが多い。その上司と新しいクライアントに挨拶に行った際、僕が自分の名刺を忘れてしまった。その気配を察した上司が、自分の名刺入れから僕の名刺を出してスッと渡してきた。恥ずかしく、申し訳なく、ありがたく、『この人スゲー!』と思った」(東京・24歳男性)

 サラリーマンのコンビニのような上司ですね。「備えあれば憂いなし」を座右の銘にしていそうな感じです。1オフィスに1人ほしい存在です。

徹夜で仕事を手伝ってくれる

「金曜の夕方にシステムのトラブルが発生して徹夜で残業が決定。ただその日、自分は38度の熱があってフラフラな状態。見かねたチームリーダーが『あとはおれが引き継ぐからお前は帰れ』と言ってくれたので、申し訳なく思いながらも帰宅。翌朝、少し体調が復活したので週明けクライアントに提出するための書類をまとめに出社すると、目の下にクマを作ってヒゲが汚く伸びた上司がまだ会社にいた。システムトラブルを解決したあと、今から僕が作ろうとしていた書類を作ってくれていたのだった。『終電ないしタクシー代もったいないから、暇だったんでやってただけだから。別にお前のためにやってたわけじゃない』と言われ、同性ながら胸キュンした」(神奈川・33歳男性)

 こうなってくると、目の下のクマも汚いヒゲももはや萌えポイントの領域ですね。中年男性のツンデレもなかなか破壊力があるようです。

遅刻をフォローしてくれる

「朝、上司からの電話で目が覚めた。時計を見ると出社時刻を5分過ぎている。寝坊なんて初めてなのでものすごくテンパった。『今どこにいる?』と聞かれ、『本当に申し訳ありません。寝坊しました』と言うと、上司は『おいおい~』みたいなことを呟き、『お前、朝イチ客先に行ってることにするから10時半くらいに来い』と言ってくれた。普段面倒見がいいその上司に、これ以上迷惑かけちゃいけないとかたく心に誓った」(東京・26歳男性)

 上司の対応もありがたいですが、部下の受け皿も大切です。もちろん、普段マジメな彼だからこそ、上司も遅刻をかばってくれたのかもしれません。

 みなさん、素敵な上司に恵まれているようですね。ただし、ケアしてくれる上司だからといって甘えは禁物。これを当たり前だと思ってはいけません。上司の厚意に仕事や勤務態度で応えようとするのが、建設的な姿勢なはずです!

(藤井弘美+プレスラボ)
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ライター

藤井弘美+プレスラボ

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