ヒトメボ

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 みんなが大好きな卵かけご飯、通称TKG。誰もが1度は食べたことがあるであろう、定番の朝ごはんメニューですが、その食べ方には意外と細かな違いがある模様。そんな「卵かけご飯のマイルール」をヒトメボ読者に聞いてみました。

ご飯の真ん中に穴を開ける

「『今日は、卵かけご飯にしよう』と決めたら、まずご飯に箸を差し、真ん中に穴を開けます。この過程がないと均等に混ざらなくなってしまうので、個人的にはとっても重要なポイントです」(茨城・21歳男性)

 好みというよりは、混ぜやすさ重視の実用的なこだわりですね。そういえば、インスタントラーメンにも卵を割り入れるためのくぼみができているものがありますが、もしかするとそこからインスピレーションを得たのでしょうか。

ご飯を冷ましてから卵をかける

「熱々のご飯にそのまま溶き卵をかけてしまう人が多いですが、個人的にはちょっとマネできませんね。ご飯が温かすぎると、卵が固まってしまうじゃないですか。卵かけご飯はあの『生っぽさ』が良いんですよ。だから、炊き立てのご飯でも、少し冷ましてから食べるようにしています」(神奈川・26歳男性)

 ご飯の温度も知れているので、そこまですっかり固まってしまうということはないかと思うのですが……。それだけ愛情があるということなのでしょう。語り口からも相当な熱意を感じます。

納豆を入れる

「卵に納豆を入れるのは自分の中では鉄則です。しかも、たまに入れるというのではなく、卵かけご飯といえば、納豆が入っているものと思って育ってきたので、私の中では卵と納豆は切っても切れない存在。納豆なしの卵かけご飯なんて考えられません」(東京・23歳女性)

 生卵の食感と納豆のネバネバはクセになる絶妙なコンビネーション。しかし、一説によると、卵の白身と納豆の食べ合わせは、あまり良くないのだそう。どうしても食べたい場合は、黄身と納豆だけで食べるほうが良いかもしれません。

めんつゆをかける

「卵かけご飯の味付けは、めんつゆと私の中では相場が決まっています。醤油だと塩辛くなりすぎてしまうのですが、めんつゆは卵とうまく調和する優しい味わいになるので、私のド定番です」(東京・26歳男性)

 一般的には醤油を使うかと思うのですが、めんつゆは珍しいですね。出し巻き卵のような味になるのでしょうか。メインの味付けに関しては、まだまだ色んな調味料が飛び出してきそうです。

ごま油をかける

「溶き卵に醤油、というところまでは一般的な卵かけご飯と同じだと思いますが、僕は最後に必ずごま油をかけます。香ばしい匂いが、程よくご飯に絡んで、ワンランク上の上質な食べ物になった気がするので、やめられません」(北海道・24歳男性)

 「バニラアイスにシナモンを振りかける」、「コーヒーに塩を入れる」などという「ちょい足しレシピ」なるものと同じ感覚でしょうか。ごま油のほかにも、一気に味の格が上がる「ちょい足し調味料」がありそうですね。

黄身しか入れない

「私は白身のどろっとした感触が苦手なので、卵かけご飯には黄身しか入れません。そのほうが、濃度が高くなって、卵の素材の味を楽しめる気がしてお気に入りです。ただ、どうしてもご飯に対しての卵の割合が小さくなるので、時々、卵を2つ割り入れることもあります」(東京・25歳女性)

 卵の黄身の部分しか食べないというのは、かなり贅沢な卵かけご飯ですね。しかも、2つも入れることがあるなんて相当に豪華。こんな話を聞くと、黄身だけの卵かけご飯のことより、使われなかった白身の行方を案じてしまう私は、やはり貧乏性なのかもしれません。

 共通認識だと思っていた卵かけご飯ですが、細かく見ていくと、個々人それぞれのこだわりがあるようです。友人や恋人など、誰かと卵かけご飯を食べるときは、その食べ方をじっくり観察してみてはいかがでしょうか。

(佐々木ののか+プレスラボ)
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佐々木ののか+プレスラボ

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