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2015.09.06
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女優やモデルをはじめ、キレイな女性には『ヨガ』をやっている人が多いイメージがありますよね。ということは、ヨガを始めればキレイになれるのかな? もし、そうだとしたら、いったいヨガにはどんな効果があるのでしょうか…? ヨガインストラクターの仁平美香さんに伺いました!
「ヨガを続けていると、肌にツヤが出てきたり、スタイルが良くなったりします。それは、ヨガに子宮などの内臓を支えている『骨盤底筋群』という筋肉を鍛える効果があるからなんです。子宮の位置が整うことで女性ホルモンのバランスが良くなり、女性にとって嬉しい効果が見られるようになるんですよ」(同)
なるほど! ちなみに『骨盤底筋群』はどうやって鍛えたらいいんですか?
「骨盤底筋群は『会陰』(えいん)という肛門から5ミリくらい前の部分を意識して引き上げることで、鍛えることができます。この動作をヨガのポーズと一緒に行うことで、より骨盤底筋群を鍛える効果が高まるんですよ。息を吐くときに会陰を引き上げて、吸うときに緩めてみましょう」(同)
また、鼻から息を吸って鼻から吐く『鼻呼吸』を行うことも重要だそう。口呼吸よりも多くの酸素を体内に取り込むことができるので、脂肪が燃焼しやすい体になるんだとか。
では、『会陰の引き上げ』『鼻呼吸』を意識しつつ、仁平さんがオススメする、『女子力』が高まる4つのヨガのポーズに挑戦してみましょう!
1. 両膝を立てた状態で床に仰向けになり、両足の裏と裏をくっつけて膝を開き、ひし形を作る
2. 両足の付け根を円を描くように優しくマッサージ。くっつけた両足は床に固定したまま、膝を上下にパタパタと動かして股関節を緩める
3. 膝を開いたまま固定し、胸の前で合掌。へそ下から紐で吊られている意識を持って、腰が反らない程度にお尻を持ち上げ、3呼吸したらストンとお尻を落として脱力
4. これを3セット行う
「女性ホルモンの適切な分泌を促すには、骨盤周りを整えることが大切。骨盤が歪むと、内臓が前にズレ落ちて子宮を圧迫し、上手く機能できなくなるんです。このポーズで骨盤のゆがみを治せば、内臓が正常な位置に戻るので、子宮の働きが良くなりホルモン分泌が盛んになります。また生理痛やポッコリお腹の解消にも繋がりますよ」(同)
1. 四つん這いになり、腰と足の角度を90度に保てるギリギリのところまで、手を前に歩かせる
2. 腰と足の角度を保ちつつ、胸を床に近づけて腕を真っすぐ伸ばしてあごを床につける
※あごをつけるのが苦しい場合はおでこでもOK
「このポーズを行うと、縮んでいる胸の筋肉が開かれるので、胸周りの血流が良くなり結果、バストアップ効果が期待できます。胸を大きく開くと、呼吸が深まって酸素を多く取り込むことができるので、頭がスッキリして前向きな気持ちになれますよ」(同)
1. 足を肩幅の2.5倍くらいを目安に大きく開く
2. 正面に向いている右足のつま先を真横に向けて、両手を水平に伸ばす
3. 下半身を固定したまま、上半身だけを右側にスライドさせる
4. 水平に伸ばした腕が垂直になるように、腰を支点に右横に倒れていく
5. へそ下が天井から吊られているイメージで胸を開き、目線を上に向ける
6. 反対側も同様に行う
「体の側面を伸ばすこのポーズを行うと、お腹まわりの血流が良くなり、脂肪を燃焼しやすくなるのでウエストがスッキリします。関節を痛めないよう膝を少し緩めておきましょう」(同)
1. 両足の小指とかかとを結んだラインが平行になるようにして、足を肩幅くらいに開く
2. 手を股関節に当て、背後にイスがあるイメージでひざの位置が変わらないように注意しながら、ゆっくりと腰を落としていく。重心は、外くるぶしの真下くらいにかける
3. 膝と腰の位置は固定したまま、股関節を支点に上体をゆっくりと10回前後に揺らす。太ももの裏が伸びているか触って確認を!
「太ももが痩せづらい人、前側の筋肉がポッコリと目立つ人は、普段から太ももの裏の筋肉を上手く使えていません。このポーズで太ももの裏を鍛えれば、前側についた余分な筋肉が落ち、全体として引き締まった足に。また、ヒップアップ効果も得られますよ」(同)
「ヨガは毎日続ければ、確実に効果が現れますし、柔軟性が高まったり、肩こりや腰痛の解消にも繋がります。また、深い呼吸をしながら行うヨガには、悲観的な気持ちや生理前のイライラを落ち着かせる効果もあるんですよ。時間がないときは、紹介した4つのポーズの中から1つだけでも行ってみてくださいね」と、仁平さん。
ヨガって、外見だけでなく内面も美しい『健康的な体』を手に入れられるんですね。女子力を高めて、男性がほっとけない『イイ女』を目指そう!
(岩本彩佳/short cut)初出 2014/4/25
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