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2011.11.23
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2011.11.23
本気で「付き合いたい! 」と思った人に告白しても振られてしまう。なのに、別になんとも思っていない人からはよく告白される…。自分の恋愛はなぜかいつもこう、という人も少なくないのでは!? この、“いつも本当に好きな人とは付き合えない”という現象はなぜ起こるのでしょうか?
「おそらくそれは、好きな人に嫌われたくないが故に、本来の自分らしさを出せずにいることだと思います。相手に気に入られようとして自分を偽ってしまう人ほど、『なぜか本命にはアプローチされない…』と勘違いしているのです。『貴方好みの女になりたい』と願うのはいいのですが、そこから自分らしさを失って言いたいことも我慢しているようでは、本来の個性が消えてしまいます。恋愛は、相手に合わせすぎて自滅していく場合が多々あるのです」
と教えてくれたのは、カウンセリングハウス「Concierge順子」室長の松本久美子さん。
確かに、好きな人の前では“気に入られたい欲”が出てきて、かえって不自然にギクシャクしてしまうこともありますよね。一方、別になんとも思っていない恋愛対象外の人から告白されるのはなぜ?
「人間、なんとも思っていない人の前では緊張もしませんし、特別、自分を良く見せたいとも思いません。ですから、気負いすることなく自然と会話が成立しやすいのです。そうした自然体の雰囲気が、親しみやすさを生み、好かれやすくなります。すると必然的に告白されやすくなるのです」(松本さん)
つまり、恋愛対象外の人の前だと本来の自分の魅力が発揮されているということですね! …ということは、恋愛対象外の人から告白をされたとき、ただ振って終わり、ではなく「なぜ自分を好きになってくれたか」を聞きだせば、自分の魅力を客観的に知ることができるのでは!?
「そうですね。自分の個性を知るには有効な方法でしょう。人は自己の解釈の上で対峙する相手を見ていますので、自分に対する評価は千差万別なもの。そして、自分の魅力というものも、魅力になるか否かは相手の感性に委ねるしかありません。告白を受けたら、思い切ってストレートに『自分がどんな人間に映ったか』を聞いてみると、自分では気づかなかった自分の魅力を教えてくれるかもしれませんね」(同)
なるほど。やはり「自分が思う自分」ではなく「周囲が思う自分のイメージ」を正しく認識することは、恋愛において大事なことなんですね。そう考えると、なんとも思っていない人からの告白を、あっさり「興味なし」と断るのはちょっともったいないかも。
「恋愛は、“自分の個性=ありのままの自分”で生きることの中に生まれるものです。好きな相手に合わせすぎるよりも、“ありのままの自分を好きになってくれる人”のタイプを知っておくことも大切でしょう。そうすれば、今までよりも両想いの恋が生まれやすくなるかもしれませんね」(同)
恋愛対象外の人ほど、自分の“魅力”と“売り手市場”を知る重要なキーマンであり、ともすると運命の人になり得るのかもしれませんね。筆者も「なんとも思ってない人からよく告白されて困っちゃう」なんて悩み、一度は抱えてみたいもんです…。
(池田香織/verb)
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