ヒトメボ

イメージコンサルタント

谷澤史子

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読了時間:約5分

 実際の仕事ぶりを見ていなくても、パッと見の印象や振る舞いで「この人は仕事がデキそうだ」と感じることってありますよね? その人が、本当に仕事ができるかどうかはさておき、大切なのはつまり印象! 急に仕事がデキるようになるのは難しいけど、デキそうな人の外見をうまくマネすることで「デキる風」にならすぐになれるかも!

 そこで、デキる風に見せるためのポイントを、ミューズブランディングアカデミー代表でイメージコンサルタントの谷澤史子さんに聞きました。

服装を変えて「デキる風」になる!

 パッと見の印象でもっとも影響を受けるのは、やはり服装。仕事がデキる男に見える服装とはどんなものなのでしょうか?

【デキる風の服装】

スーツ/シャツ/ネクタイ

「手っ取り早くデキるビジネスマンを印象づけるなら、スーツが最適です。引き締まった印象の濃紺かエレガントなチャコールグレーのスーツに、清潔感を高める淡いブルーやピンクの淡色系シャツを合わせるのがオススメ。ネクタイは、紺、ボルドー、こげ茶、紫がいいですね」(谷澤さん)

*ネクタイの色が与える印象*

紺…信頼感や知性を感じさせる

ボルドー…積極性や決断力を感じさせる

こげ茶…安心感や安定を感じさせる

紫…高級感やクラス感を演出する

靴下

「靴下はスネが隠れる長さで、紺、黒、グレーのどれかを選びましょう。男性がスネを見せるのは清潔感を損なうだけでなく、『弁慶の泣き所と言われる弱みを他人に見せる』という意味で隙があるように見えるので避けるのが無難。くるぶしソックスは絶対にNGです」(同)

 さらに、ワンランク上を目指すなら白のポケットチーフもオススメだとか!

持ち物を変えて「デキる風」になる!

 また、持ち物ひとつでも仕事が「デキる風」の男を演出することができるそう。

【デキる風の持ち物】

ペン

「女性が男性の体のパーツで一番チェックするのが『指』です。指先に注目したとき、意外と印象を左右するのがペンなんですよ。もらいもののペンなど、こだわりのない物で済ませていると、その人を安く見せたり無頓着さを強調することになってしまいます。逆に、シルバーの万年筆などを使っていると『仕事に対する感度が高い人』という印象に」(同)

腕時計

「『時間の管理がデキる人』という印象を与える腕時計は必須アイテム。ただし、デジタル時計はスポーツマンには見えますが、『仕事がデキる』という意味では不向き。皮やメタルのシンプルで上品な腕時計がオススメです」(同)

財布

「ポイントカードやレシートでパンパンになったお財布は、『身の回りの取捨選択ができない人』という印象になり、仕事がデキないイメージに…。高価なお財布でなくても良いので、整理整頓された機能的なものを選ぶことで『必要なものを必要なだけ持ち歩ける人』という印象につながります」(同)

バッグ

「最近は、トートバッグを持つ男性も増えていますが、フタが締まらないバッグは、どうしても中身が飛び出してしまい『守秘義務が守れない人』というイメージになりがち。仕事がデキる男を演出するなら、しっかりとフタが閉まる革のバッグがオススメです」(同)

あいづちを意識して「デキる風」になる!

 さらに人は、話を聞いているときのあいづちからも「仕事がデキそう」「デキなそう」という雰囲気を感じ取っているとか。

「デキるビジネスマンは『8聞いて2話す』というのが鉄則です。とはいえ、『はい、はい』とただ単調にあいづちを打っているだけではダメ。『さすがですね』『知りませんでした』『すごいですね』などと、自分の無知を認めて相手を立てながら誠意を持って尊敬する余裕が大切です。また、本当に能力の高い人は自分でアピールしないものなので、自慢話や武勇伝は逆効果です」(同)

*あいづちの「さ・し・す・せ・そ」*

さ…「さすがですね」

し…「知りませんでした」

す…「すごいですね」

せ…誠意を持って

そ…尊敬する

飲みの席での振る舞い方を変えてデキる風になる!

 そのほか、飲みの席でのちょっとした言動にもポイントが。

【デキる風の段取り】

メニューの選び方

「『時間経過』を計算しながら注文を組み立てられるのがデキる男のポイントです。煮込み料理や鍋ものなどの時間がかかるものばかりを最初に選ぶのではなく、まずはサラダや枝豆など、すぐに出てくるものを選んで乾杯を促すのが◎」(同)

お酒を勧めるタイミング

「グラスが空いた瞬間に『何飲みますか?』と聞かれたり、どんどんお酒を注がれたりすると、女性はデリカシーのない男性という印象を抱きます。ビジネスでは、相手の考えを汲み取る能力が問われるので、飲みの席でも相手のペースを考えることが肝心。グラスが空いたら『何飲みますか?』ではなく『どうしますか?』と聞き、相手が『もうやめておきます』と言える選択肢を残すようにしましょう」(同)

 服装や小物、言葉づかいや仕草などの細かな部分が、相手の印象を大きく左右していたんですね。

「これらのことに注意して過ごすようになると、自然と相手への思いやりや余裕が身について本当に仕事の能力も上がると思いますよ」と谷澤さん。

 まずは、デキる男「風」を目指して頑張ってみますか!

(榛村季溶子/short cut)
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ライター

榛村季溶子

short cut

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