ヒトメボ

下関マグロ

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 誰でも手軽にできる散歩やウォーキングによるダイエット。簡単である反面、「飽きてモチベーションが続かないかも」と考える人がいるかもしれません。では、どうすれば長続きするのでしょうか。散歩生活で110kgから40kgもの減量に成功した散歩ガイドの下関マグロさんに伺いました。

“音楽“ではなく”話“を聞きながら歩く

「最初は音楽を聞いていたのですが、すぐに飽きて、ニュースや好きなラジオ番組を歩きながら聞いていました。例えば、落語は長い噺だと1時間ぐらい、短い噺で15分ぐらいなので、歩くのにちょうどいい。1つの話が終わるまで今日は15分ぐらい歩こうというときは短い噺を選びますが、ピッタリには帰りつきません。噺が終わるまでと思うと、家の前を通り過ぎてからまた戻るといった微調整が必要になってきます」(マグロさん)

 これは時間を有効に使えるいい方法ですね。他にも、例えば平日は朝刊の記事を音声で紹介するサービスもあるので、ビジネスマンやOLは新聞を読む代わりに散歩しながら聞けば、時間短縮になるそう。

 ただし、「危ないので、両耳をふさいで歩くのはあまりおすすめしません」とのこと。ヘッドフォンでなく、周囲の音も聞けるように片耳だけイヤホンを使うほうがよさそうですね。

電話しながら歩く

「話しながら歩くのは少し恥ずかしいですが、その場に留まっているわけではなく、歩きながらなので人に見られるのは一瞬です。車の音や踏切がカンカン鳴っているといった、いろいろな音が入ってくるときは、表通りを歩かず裏道に入るんですよ。表通りから1本入ると住宅街であることが多いのですが、すぐに通り過ぎるので迷惑はかけません」(同)

 住宅街で、大声でおしゃべりしていると意外に響きますが、歩きながら普通に電話で話す程度なら、うるさくはなさそうです。ただし、路上での通話は知らぬ間に声が大きくなったり、立ち止まったりしがちです。携帯電話で通話する場合も、イヤホンを活用して周囲の音や状況がわかるようにしておきましょう。

 また、安全のためなるべく両手は空けておくようにし、また周囲への配慮も忘れないようにしましょう。

アイディアをまとめたり、スピーチを練習しながら歩く

「実は散歩のとき、考えがまとまるんです。散歩をしていると色々なことを考えるので、頭がめまぐるしく働きます。アイディアの発想にすごくいい。行き詰まったときには、散歩をしているうちに別の考えやアイディアが浮かんできたりします」(同)

 哲学者は歩きながら思索していたと言いますから、脳の活性化に役立つのかもしれませんね。その他に、スピーチの練習などにも活かせるのだとか。

「仕事をしている人は朝礼やミーティングなど、人前で話す機会があります。発表やプレゼンのために歩きながら練習をしておくと、すごくスムーズに話せるんですよ」(同)

 マグロさんによると、「強い意思の力で『やらなくては』と思うだけでは続きません。日常で行っていることと、散歩・ウォーキングを同じにしていけばいいんです」とのこと。毎日歩くことを目指すにしても、雨の日は歩かないといった自分なりのルールを決めれば、「面倒だけど散歩しなければ」という義務感から解放されるようです。

 この他にも、1駅か2駅の移動は歩くことで交通費が浮くので、お金をかけないどころか節約になるというわけです。カロリー計算とセットにしたらダイエットの強い味方にもなります。その際も、1日に摂取する総カロリーの範囲内であれば制限なく好きなものを食べてもOKとか。

 歩く時間がないという人がいるかもしれませんが、毎日5分か10分早く起きて歩く時間を確保することならばなんとかなるのでは?「ながら散歩」が日常になれば、ダイエットという意識をせず、健康的なスタイルになれるのではないでしょうか。もちろん、身の安全や周囲への迷惑には十分配慮してくださいね。

(東野由美子/サイドランチ)
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ライター

東野由美子

サイドランチ

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