ヒトメボ

銀座フィニッシングスクールティアラファクトリー主宰

矢部恵子

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読了時間:約5分

 そろそろ彼女と結婚…。「娘さんをください!」と彼女のパパに宣言する前に仲良くなっておきたいのが、彼女のママ。万が一パパに結婚を反対されたり、上手く話せなかったりしても、ママが味方してくれて結婚までの道のりがスムーズになりそうですよね。

 そこで今回は、マナー学校の「銀座フィニッシングスクールティアラファクトリー」主宰・矢部惠子さんに、男性が『彼女ママ』に気に入られるコツを伝授してもらいました!

スーツでの訪問はママを緊張させる恐れも…

 彼女の親に会うときに、悩みがちなのが服装。どんな服装が彼女ママに好印象なのでしょう?

「彼女の両親へ結婚を報告する場合はスーツが基本ですが、彼女と彼女ママ、自分の3人だけで会う際は、ジーパンにジャケットを合わせるようなカジュアルめの服装のほうが、彼女ママも緊張せずに打ち解けた会話がしやすいでしょう。

ワイシャツやジャケットなど襟付きであれば、きちんとした印象を与えることができます。ただ、足下はスニーカーではなく革靴を。女性は、靴を見てその人の人柄を判断する人が多いので、よく磨いてから初対面に臨みましょう」(矢部さん)

ヒゲはオシャレでもNG!

「オシャレでヒゲを伸ばしていても、ご挨拶の時には剃っていくのが基本的なマナー。髪の襟足も整えておくとよりよいですね。彼女ママに気に入られるためには、ファッション性を重視するよりも、こぎれいな格好をして誠実さをアピールするのが大切です」(同)

お土産を渡す際は「お母さんのために僕が選びました」アピールを!

 彼女ママに挨拶をするのなら、やはりお土産は持っていきたいところ。このお土産のチョイスと渡し方次第で、彼女ママをオトすこともできるのだとか。

「お土産のチョイスは、彼女ママが『彼氏は気が利くか』を判断する材料となります。『ママに気を遣わせない』『お土産を開けた後に困らない』といったツボを押さえたお土産を選ぶといいですね。そして、実際に渡すときもポイントが。『つまらないものですが…』と謙遜するのはNGです。

それよりも『どら焼きがお好きだと伺ったので、同僚に聞いて評判のものを選びました』など、『お母さんのために一生懸命選びました』というアピールをすると好感度が上がりますよ」(同)

【お土産選びのツボ】

2000~3000円の価格帯

日持ちするもの

一度に食べきらなくても済む小分けのお菓子

ママのセンスで選んでいるものを褒める!

 お土産を渡し、お互いの自己紹介が済んだ後、会話を弾ませるコツなどはあるのでしょうか?

「洋服や身につけている小物など、ママの『こだわり』を褒めるとよいでしょう。また、お家にお邪魔した際は、飾られているお花や置物など、『ママのセンスで選んでいるもの』をよく観察してください。多くのママは、かなりこだわって家のインテリアを工夫していますが、それに対して旦那さんなど周囲の人から評価される機会は少ないもの。

だからこそ、『玄関のお花、とてもキレイですね。お母様が生けられているんですか?』などと褒めると、喜ばれる可能性が高いです。褒めるポイントを外さないためにも、ママの趣味やインテリアへのこだわりを事前に彼女に聞いておくとよいですね」(同)

 これができればママに喜んでもらえるだけでなく、「結婚後も妻の頑張りにきちんと気付ける男性」と、『娘の旦那』としても安心感を抱いてくれそう。

【ママのセンスで選ばれることが多いもの】

玄関のお花、観葉植物

テーブルクロス

壷などの置物

コーヒーカップなどの食器類

ママとヒミツを共有する!

 恋愛テクとしてよく紹介される「ヒミツを共有する」のも、ママをオトすためのテクとして有効なんだとか。

「ママとある程度打ち解けられた手応えがあれば、彼女が席を外すなど2人きりになったタイミングでママに『ヒミツの相談』を持ちかけましょう。相談の内容は『よく彼女に、メールの返信が遅いって怒られちゃうんですよ』『僕、恋愛経験がそんなに多くなくて…』など、彼女に関わる些細なことで構いません。

話を始めるときに『お母さんにしか言えないことなんですけど…』などと前置きをすれば、『私は頼られている』とママが感じてくれるとともに、『娘のことを本気で想ってくれている』と、真剣度も伝わりやすいと思いますよ」(同)

 矢部さん曰く、彼女ママをオトすためには、「服装など最低限のマナーをわきまえた上で、センスを褒めたり、ヒミツを共有したりと、『一人の女性』としてママと接する」というのがポイントだそう。

 結婚を考えている男性の皆さん、このコツを参考にして彼女ママを『オトす』ことができれば、厳格な彼女パパと会うのも怖くない! …かもしれませんよ。

(岡本温子/short cut)
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ライター

岡本温子

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