幹事必見！ 「キャラ分け」で成功する合コンメンバーの選び方

　合コンの幹事がはじめにぶち当たる壁、それはメンバー選びではないでしょうか。合コンというのはチーム戦ですから、キャラの分配がとても重要になってきますよね。そこで今回は、合コンシェルジュ 絵音さんに、「いい合コン」を演出するメンバー選びの極意を伝授してもらいました。

「まず、前提として合コンの黄金比率は3対3です。それ以上の人数になってしまうと、その場にいる全員で会話を共有できなくなるケースが出てきます。キャラ分けのバランスは男女とも変わらず、以下が望ましいです」（絵音さん）

仕切り役

盛り上げ役

ビジュアル担当

「仕切り役」と「盛り上げ役」は同じではないのですか？

「幹事が仕切り役となり、盛り上げ役と兼任してしまうことが多いのですが、そうした場合、その兼任者がトイレや電話などで席を外したときの穴が大きすぎます。ですので、幹事であるあなたのほかに盛り上げ役を呼んでおきましょう。男性であれば、元気なひょうきん者が盛り上げ役の典型ですが、女性の場合は、つい、放っておけない天然系もいいと思います」（同）

　なるほど、放っておけないキャラも一種の盛り上げ役と言えるかもしれませんね。

「そして残る1人はビジュアル担当。ルックスがいい人が1人いるだけで、顔を合わせた瞬間の相手チームのテンションの上がり方が違います。ただし、ここでカギとなるのは、ビジュアル担当はあくまでビジュアルに徹してもらい、おしゃべりはあまり得意ではない人がベター。顔がよくておしゃべりまで得意では、すべて持っていかれてしまいますからね（笑）」（同）

　たしかに、チーム戦である以上、チャンスは皆に平等であってほしい！

　この3人で、すでにバランスはとれてしまいそうですが、さらに人数が多い合コンの場合は、どんな人を増やしたらよいのでしょう。

「4人目、5人目となった場合は、以下のキャラを追加しましょう」（同）

高スペック系

本能くすぐり系

「高スペックというのは、男性でいえば、実業家や大手商社勤務など高収入が望めそうな職業。女性でいえば、CA、看護婦、イベントコンパニオンなど、いわゆる男性が『職業萌え』する人気職業です。彼らがその役割を発揮するのは、もっぱら合コンのセッティング時。彼らの高いスペックを予め相手幹事に伝えておくことで、張り切って良いメンツを揃えてもらえることが期待できます」（同）

　なるほど、合コンでいう“高スペック”は、職業面のニュアンスが強いんですね。

「そして、5人目には、男女それぞれの本能をかきたてるようなタイプを配します。男性なら女性の『母性本能』をくすぐるような『癒し系』、女性なら男性の『性的欲求』を刺激するような『セクシー系』がそれに当たります。

ただし、彼らは合コンのメンツや当日の流れを左右するほどの存在ではない、いわばその会における箸休め的存在。3対3のような少数精鋭で臨む場合の戦力としては少し弱いですが、5対5のときにいてくれると、会に幅が出ます」（同）

　自分が呼ばれる側になる場合は、何要員として呼ばれたのかを想像してみると、合コンの楽しみ方も変わるかもしれませんね。

　やっぱり合コンというのはチーム戦。幹事を任された場合は、まるでスポーツチームの監督のように、バランスのよいメンバー編成が必要なんですね。幹事さん、参考になりましたか？

(内藤香苗/クレッシェント)

初出 2013/11/13