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2015.11.02
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2015.11.02
ヘアサロンで髪を洗ってもらうひとときは、ウトウト眠ってしまうような夢心地の気持ちよさ。それを自宅で彼にもしてあげられたら…。今回お話を伺ったのは、美容師歴13年のヘアスタイリスト・CHIHARUさん。
「お店ではサロン用のシャンプー剤を使用しますが、自宅では市販のシャンプー剤で十分です。頭皮や毛穴の汚れ落としの目的で状態に合わせて使用する頭皮用のクレンジングブラシは、頭皮が脂っぽいときや汗をたくさんかいた日など、しっかりクレンジングしたいとき使ってあげるといいですよ」(CHIHARUさん)
クレンジングブラシは市販されているので、ひとつあると重宝するかも。さて、さっそくシャンプーの手順を教えてもらいました!
「髪の長い男性には、濡らす前にブラッシングをしてあげると○。髪の毛をとかすことで、髪表面についた汚れやホコリが取れます。その後、シャワーで髪全体を濡らしましょう」
「髪の毛の水をしっかりと切って、シャンプーを手のひらに馴染ませてから髪全体に塗布。最初のシャンプーは、整髪料など髪表面についた汚れ落としが目的。全体を軽く洗う程度でOKです」
「指の腹を頭皮に当てて、上下に動かしながら洗い流しましょう。手にシャワーを当てながら流すと指に髪が引っかかりにくいですよ。また、耳まわりを流すときは耳を折って穴を防ぐと中に水が入りません」
「2回目のシャンプーは、指に程よく力を入れて頭皮をしっかりと洗いましょう。バスケットボールを掴むイメージで、頭を包むように手を動かします。このとき、爪は立てずに指の腹で洗うと気持ちいいですよ。サロンごとに洗い方の手順が異なりますが、自宅では洗いやすい場所から始めて問題ありません」
「手順3と同じようにシャンプーを流していきます。男性は、おでこのライン、耳の裏に脂とにおいが発生しやすいので、特にゴシゴシと洗ってあげましょう。汗をかきやすい首もしっかり流してあげること」
「短髪の男性であればシャンプーのみでOK。髪の長さやダメージに応じてトリートメントを塗布します。ヘッドスパタイプの地肌につけてもいいトリートメント剤であれば、塗布しながら頭皮をマッサージ。このとき、クレンジングブラシを使ってあげると程よい刺激が加わり、血行が促進され気持ちよさもアップします。ブラシがないときは、指でツボ押しするように全体をマッサージしてあげましょう」
「手順5と同じようにトリートメントを流します。頭皮にトリートメントが残るとかゆみの原因になるので、しっかりと洗い流しましょう」
「髪の水分をしっかり飛ばすように思い切り拭いてあげましょう。とはいえ豪快すぎるとガサツな印象を与えてしまうので、耳まわりや襟足の繊細な部分は優しく拭くなど、メリハリをつけて。敏感肌や傷んでいる髪、長い髪の男性の場合は優しめに」
「濡れっぱなしで寝るのは髪の傷みや頭皮のにおいの原因にもなるのでNG。ドライヤーを使って、乾きにくい襟足、耳裏から乾かしていきましょう」
頭皮が弱い人や洗浄力が強いシャンプーを使用するなら、1回でも十分。でも、しっかり汚れを落としたいときや、より丁寧に洗ってあげたいときはマイルドなシャンプーで2回洗ってあげるといいそう。そのほうが特別感も伝わりますよね。
さて、さらにプロっぽく演出したいとき、どんなことを意識したらいいでしょうか? コツをお聞きしました。
「シャンプーはポンプ2回押しぐらいの量を目安に。洗顔料を泡立てるときと同じく、髪に空気を含ませるようにするとシャンプーの泡立ちがよくなります」
「気持ちのいいシャンプーを行うには、力の強弱が大事。顔まわりや耳まわりは優しく、頭の中央に行くほど強く。前から後ろにかけて徐々に強く。と、強弱のリズムをつけてシャンプーしてあげましょう。中央部は痒さが残りやすいので、特にしっかりめにゴシゴシ洗ってあげるとよろこばれます」
「ドライヤーを使うときは、相手の頭や耳を火傷させないように気を付けて。自分の手に風を当てながら行うと、熱さ加減がわかるので防げます」
自宅でシャンプーするときは、洗ってもらう人はイスに座り、洗う人は床に膝立ちするか浴槽に腰かけて行うといいそう。これをマスターすれば、ふたりのラブラブ度が高まること間違いなし! ただし、お風呂でのぼせないよう注意してくださいね♪
(坂井あやの/verb)初出 2013/6/26
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