いったい誰？ 「お持ち帰り」の翌朝に後悔したこと

　お酒の力は怖いもの。楽しくお話ができる分にはいいのですが、そのうち、一緒に飲んでいるそこまでタイプじゃない異性のことが急に魅力的に見えてきたりもするから困りますよね。酔いがさめた後もその気持ちが続くならともかく、そうでない場合は……。そこで、ヒトメボ読者に「お持ち帰り」の翌朝に後悔してしまった体験について聞いてみました。

メガネを外したギャップに萌えるはずが……

「メガネが似合う知的美人が好み。メガネのときと外したあとのギャップも好き…だと思ってお持ち帰りをしたら、メガネを外したらびっくりするぐらいかわいくなかった。夜は気にならなかったけど、酔いが覚めてから見ると、ちょっと…」（静岡・25歳男性）

　メガネが似合いすぎていたのでしょうか……。とはいえ「寝るときも外さないで」なんてお願いできないですしね。

夢のような将来を語った人が……

「仕事熱心な人で、自分の仕事や将来について話してくれた彼。すごく素敵な人だなあ、と心惹かれたんですが、一夜明けて話してみたら、ただのナルシストだった。夢のような将来の話が、酔っているときは現実的なものに思えてしまったんですよね」（東京・30歳女性）

　お酒の席での「いつかやりたいと思っている」は思っているだけで、その「いつか」はいつまでもやってこない可能性大です。

いまどきの俳優に似ていたのに……

「いまどきの俳優（福士蒼汰）に似ている年下の男の子にお持ち帰りされて、ヨシッ、と思っていたら、寝ているときに前髪がだいぶ後退しているのが分かって……。よく眠っているのをいいことに、前髪をあげてみたら、年齢の割に額が広すぎて悲しくなった。それ以降もときどき会いますが、つい頭に目がいってしまいます」（神奈川・33歳女性）

　その事実に気づくのがもう少し遅ければ、そんなことは全く気にならない程度には愛が深まっていたかもしれません。

優しい人だと思っていたら……

「多人数の飲み会で率先して周りを気遣い、1人になっている子には積極的に声をかけて、幹事よりもがんばっていた彼。いい人だなと思って二次会で意気投合して、お持ち帰りされたのですが、ホテルで朝起きたら、彼はいないし、支払も私任せ。最悪でした」（千葉・24歳女性）

　これはいわゆる「やり逃げ」にすらなってない……？　どうして一夜を過ごした女性のことは気遣えないのか不思議です。いい人どころか、とんだ人でなしでしたね。

一目惚れした相手のはずが……

「酔っているときに一目ぼれして猛アプローチをかけてお持ち帰り。……そうしたら、どこでどう間違えたのか、その子の隣の子をお持ち帰りしていたことに朝になって気がついた。おまけに、そのあと付きまとわれて散々だった」（東京・26歳男性）

　誰も悪くない、強いて言うならお酒が悪かった、というところでしょうか。いややっぱり、この男性がお酒に飲まれたのがいけないのでしょう。

妥協した結果……

「合コンで好みの子がいたのだけど、他の女の子からアプローチされて『まあ本命にはいけなさそうだし、いいか』と思ってワンナイトラブ。しかし後から、本命の子が自分を気に入っていたらしいと聞いて悶絶しました」（千葉・30歳男性）

　ほんの少しのボタンの掛け違いがその後の運命を変える。恋愛においては結構ありますよね、こういうこと。

女の子2人組に声をかけたはずが……

「バーで女の子2人組に声をかけたことまでは覚えているのですが、朝ホテルで起きたら隣に見たことない人が。状況的にそういうことなんだろうとは思うけど…。その女性からどんなところが好きなのかとか色々聞かれたけどこっちからしたら知らない人だから何も答えようがなかった。会社には遅刻するし、何も覚えてないから得した感じも全くしない」（東京・36歳男性）

　あとから覚えてない、そのつもりではなかったと言われても、覚えているほうにしてみたらひどい言い草に聞こえるかもしれません。持ち帰ったのか、持ち帰られたのか実際のところは分かりませんが。

それが都会風のイイ女だと思っていたのに……

「20代半ばまで『彼氏がいない』と言うのがイヤで、上司や友達から『今彼氏いるの？』と聞かれると『彼氏はいないけど、エッチ相手はいます』と答えていた。それが都会風のイイ女だと思っていて…。自分で言った手前、飲み会でいい感じになった相手に自分からお持ち帰りされることもしばしば。今は結婚しましたが、ワンナイトラブの相手が彼の友人にいたりするので、いつ昔の火遊びが夫の耳に入るかヒヤヒヤしてます」（東京・28歳女性）

　この方の場合は、お酒で失敗したわけでも、翌朝に後悔したわけでもないですが、そういったかつての生活スタイルそのものを、大事な人が見つかってから後悔することもあるということですね。

　お酒もそうですが、薄暗い照明だったり、その場の雰囲気だったり、異性とお酒を嗜むような場ではいつもの判断を狂わせてしまうようなことが多くあります。「あのときはいいと思ったんだけどなあ」なんて後悔しないように、酔いがまわる前に感じたことも大事にしてくださいね。あなたには目が覚めて、ベッドで愕然……なんていう経験はありますか？

(ふくだりょうこ＋プレスラボ)

初出 2015/2/27