0
0.0(0人が評価)
2016.02.13
0
0.0(0人が評価)
2016.02.13
職場や家庭で聞こえてくる他人の独り言。聞かされる内容によっては「いま集中したいのに……」「どうしてほしいんだろう……」なんて思ったりしてしまいますよね。そこで、ヒトメボ読者に「気になる他人の独り言」について聞いてみました。
「職場の上司が向かいのデスクで、『っざけんなよ、カスが』とかよく呟いているんだけど、あれは傍で聞いているだけでも気分が悪い。嫌な気分が伝染する気がする」(東京・28歳男性)
イライラしている人がそばにいるだけで、つられてこちらも気が立ってしまうもの。そこに毒を含んだ独り言が加わると、余計落ち着かない気分になりますよね。
「『あれ? これでいいんだっけ?』みたいな自分の確認のような独り言ならOKだけど、『なんなのこの人、ホントウザいわー』っていう人の悪口の独り言にはイラッとする」(東京・32歳女性)
他人の悪口はたとえ独り言じゃなくても耳にしたくない人が多いはず。きっと自分も言われているんだろうなとか考えてしまいます。
「『何やってんだ、バカ!』などの、自分自身を罵る感じの独り言は許せる。パソコンがフリーズしたときに悪態付くのも、まあ共感できるから許せる。繰り返されるとイラつくけど」(千葉・34歳男性)
言葉は悪くても自分への叱咤であれば悪印象はない模様。パソコンは人ではないので悪態までならセーフ、叩いたりしたらおそらくアウトなんでしょう。
「人望のある上司。その人は口が悪いのですが、なんとなくユーモアがあるから独り言を言ってても許せる。『あっ、ダメだろ~、コイツめ』や『勘弁してくれよ、ブラザー…』など。こちらもつい笑ってしまって、『どうかしたんですか?』って話しかけてしまいます」(東京・33歳男性)
ユーモアのある独り言にはつい話しかけてしまいたくなるようですが、上司はそうやって部下を呼んでいるのかもしれません。もはや独り言ではないのかもしれません。
「憧れのデスクワークに初めて就いたという、新人の男子社員。すごく張り切っていて、仕事がうまくいっているときは『よし、オッケ!』や『あ~なるほどなるほど』と、こちらも気分が良くなるような前向きな独り言を言っている。しかし、うまくいってないときはマウス使いも荒々しくなり『あれ? あれ?』『おっかしいな…』と呟く。デスクが隣だから、私も『どうしたの?』と相手せざるを得ない」(東京・35歳女性)
その独り言がポジティブさで満ちている場合、聞き手の気分をよくすることもあるようです。ただし、これらの独り言も度を越すと『俺、仕事できるでしょ?』アピールになっていきます。
「相手が仕事でトラブってる際。『うわ、やべえなこれ』とか『ありえないだろ』とかブツブツ言ってて、どうもそれが『自分は今大変な目にあってます』っていうのを周りにアピールしているっぽいときはイラッとする。2、3回呟いただけならそこまで気にならないと思うんだけど、何度も続くと『どうしてほしいの?』と感じてしまう」(神奈川・23歳男性)
自分の苦境を大きな声でしつこく呟いて周りに訴える、かといって実際に助けてもらいたいわけでもない、“アピール系”の独り言。毒はなくても反感を買う独り言の一種のようです。
「うちのお父さんが足の指をぶつけたとき、まず『いてっ!』っと声を上げる。それから一瞬間を置いて『いったあ~』と言うのですが、その声がでかい。しばらく『いて~』と言い続けているから『構ってほしいのかな』と思ってしまう。だからお父さんの『いてっ!』が聞こえると、『また始まったか~』って感じ」(神奈川・24歳女性)
同じ“アピール系”でも、ストレートでシンプルであればイライラされたりしないのかもしれません。ただ、やはり構ってはもらえないみたいです。これではお父さんの足がもちません。
「職場で浮いている同僚がいて、若干中二病っぽいところがある。独り言もそんな感じで、『ほう……、そう来られますか……』とか『おれを舐めると痛い目見るぜ……!』とか、結構本気で言っている。中には嫌がっている人もいるみたいだけど、私は面白いから好き」(東京・25歳女性)
その独り言を向けている対象が一応は人なのかパソコンなのかにもよりますが、いったい頭の中でどのようなストーリーが展開されているのか? 気になるところではあります。
同じ独り言でも、聞く人によって受け取り方が変わってくる場合もあるようです。「悪意があるか」、「アピール度が激しいか」などもポイントのひとつなのかもしれません。ついつい独り言を呟いてしまいがちな人は、自分の独り言の傾向を一度振り返ってみるといいかもしれません!
(藤井弘美+プレスラボ)初出 2015/1/30
0comments