ヒトメボ

医学博士・アンチエイジングアドバイザー

川上智史

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 近年、「草食系男子」や「スイーツ男子」、「メイク男子」など、女子っぽい行動をする男性が増えている……などとしばしば話題になります。「頼りない男が増えた」とも言われ、男性たちのメス化が指摘されることも。

 医学博士の川上智史先生によると、「男性のメス化」について「ライフスタイルが乱れると、男性ホルモンの低下につながります。これはやる気や競争心が下がるだけでなく、肉体の中性化や男性不妊の原因になる可能性も」とのこと。今回は「男性がメス化してしまう行動」を教えていただきました。

運動不足

トレーニングでたくましい肉体になるのは、男性ホルモンの「テストステロン」の働きが関わっています。

激しい運動でなくても、有酸素運動をするとテストステロンの値は上昇。運動不足の男性は、汗ばむ程度の軽い運動をはじめてみるとよいでしょう。体つきが男性らしくなります。

睡眠時間が短い

体内の「テストステロン」の値は、朝が最も高く夕方になるにつれ低くなってきます。睡眠時間が短いとテストステロンが減ったまま回復しないので、充分な睡眠は必須です。

室内ばかりで過ごす

黄体形成ホルモンは男性ホルモンの分泌を促す物質です。太陽の強い光を浴びると、黄体形成ホルモンの分泌量が増えることがわかっています。

室内に閉じこもりがちなライフスタイルならば、休憩の際は外を散歩するなど意識的に太陽の光を浴びましょう。

楽しめることが見つからない

「テストステロン」が活性化するのは、趣味など好きなこと熱中して大脳辺縁系が刺激されているとき。また、恋愛のドキドキ感やワクワク感も、テストステロンを分泌させます。

熱中できる趣味もなく、恋愛もしていないという男性は、まずは楽しめることを探してみることからはじめましょう。

 忙しい男性ほど、睡眠不足や運動不足になりがちです。しかし、「男性ホルモンが低下すると、やる気まで低下してしまいます」と川上先生。男性ホルモンを活性化させ、男らしく仕事ができる男を目指してみましょう。

(田中結/プレスラボ)
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ライター

田中結

プレスラボ

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