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2016.06.01
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2016.06.01
出会いの場として定番のイメージがある合コンですが、ヒトメボで実施したアンケートでは約8割が「参加したことがない」そう。その理由の過半数は「誘われないから」で、約9割は「誘われたら行く」と回答しました(回答者133名:女性77名 男性56名)。さて、どうすれば合コンに誘われるのでしょうか? これまで500回以上の合コンを経験し、TVなど数多くのメディアでご活躍中の合コンアナリスト、松尾知枝さんにお話を伺いました。
「合コンに参加したいのであれば、身近にいる人脈の多い友人やよく幹事をやっている知り合いに『合コンに参加したい』と伝え続けること。ごく当たり前のことですが、これが重要です。とはいえ、それだけでは合コン幹事の目には留まりません。飲み会の席などで『いい人紹介してよ~』という会話をよく耳にしますが、この一言だけでは幹事には単なる社交辞令なのか、本心なのか判断がつかず、実際に誘う気になりません」(松尾さん)
なるほど。そこで照れたり曖昧にしてしまっては何も始まらないようです。「いい人紹介してよ~」まで伝えられている人であれば、あともうひと声ですね。
「誘ってもらいたいのなら、『ソフトマッチョな人が好み』とか『顔はイケメンじゃなくてもいいから、会話が面白い人が好き』など、紹介してほしい異性のタイプをワンポイントで伝えておくこと。そうすることで、その条件を満たす人が幹事の友人の頭の中で自然と検索されます。当てはまる人が絞られる分、誘うという行動に移しやすいのです」(同)
検索結果って、まったくワードを入力しなくても、あまりにたくさん入力し過ぎても出てこないもの。とはいえ、ストレートにズケズケ条件を伝えると、幹事に嫌がられないですか?
「もちろん、ただ自分の求める条件ばかり一方的に言っても、ガツガツしている風に思われてしまいます。なので、『あなたが開く合コンなら盛り上がること間違いなしだよね!』など、幹事を気持ちよく引き受けてもらえるよう、理想の条件+幹事を喜ばせるホメ言葉をセットで使いましょう」(同)
当たり前のようですけど、多くの苦労を買って出てくれているわけですしね。また、参加の意思や好みのタイプ以外にも伝えておくべき情報が…。
「自分が心から楽しめる雰囲気を事前に伝えておくことも大変重要です。一言で合コンと言っても、宴会のようなノリノリの雰囲気のものから『お食事会』ともいえる、ちょっとかしこまったもの、そしてBBQやビアガーデンなどのアウトドア系まで様々。合コンに幹事が前向きな様子を見せたら、『野外でワイワイ気軽に飲みたい』とか『静かな場所でしっぽり飲みたい』と伝えましょう。すると、『2対2のこぢんまりとしたプチ合コンにしよう』『ビアガーデンにしよう』と話に具体性が生まれ、実現までこぎつけやすくなるのです。また、飲みたい雰囲気を伝えておくことで、既に決まっている飲み会にマッチすれば追加で誘われる可能性も高まりますよ」(同)
皆、それぞれ思い描く合コン像があって好きだとか苦手だとか言っているのかもしれません。それらをうまくとりまとめて場をクリエイトするのが幹事なんですね。
「また幹事が『いつなら都合がいい?』と切り出してきたときに、『いつでも』というのはタブー。事前にしっかりと、空いてる日程候補を伝えてしまったほうが、幹事にとってもメンバーを集めやすいのです。『いつでもいい』という人に限って、詳細が決まると『ごめん、その日は予定があるんだ』なんて言うことが少なくありません。そうすると、一気に幹事に面倒な人と思われて、それ以降誘われる確率は格段に減りますね」(同)
本当に「いつでも」の強い熱意があるときは別として、やっぱり具体的なことを伝えたほうが本気度って伝わるものですよね。さて、普段からよく合コンに誘われる人には特徴があるそう。
「一言でいうと『場の空気を壊さない、感じのいい人』を幹事は誘いたいと思っています。どんな相手でも笑顔を絶やさずその合コンを楽しんでくれる人や、ひとりよがりのアプローチに突っ走らず全体の雰囲気を重視する人などは場が和むため、幹事にとって貴重な戦力。次回以降の合コンにも誘われやすいです。
逆に、好みのタイプがいないと、顔を合わせた途端あからさまに機嫌が悪くなる男性や、質問をあまり振られなかったり、自分に対して男性の食いつきが悪いとムスっとする女性などは、場の空気が悪くなるため幹事にとって絶対に誘いたくないタイプですね。合コン未経験者の人も、普段から『人によって態度を変えない』、『トーク力がある』、『場の空気を和ませるのが得意』など、幹事にとって信頼の足る存在になっておくと、誘われる確率を高められますよ」(同)
いちばんに求められるのは容姿やステータスというわけではないようです。人柄で信頼されるのも決して簡単ではないと思いますが、なんだか安心しました!
もちろん自分で開催してしまう手だってあるわけですが、なかなかハードルが高いもの。まずは幹事候補に上手にアプローチして「誘ってみよう!」と思わせてみては?
(冨手公嘉/verb)初出 2012/8/29
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