ヒトメボ

文筆家

島田裕巳

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 人の性格って、その人が生まれた順番に大きく関係していたりしますよね。よく長男や長女は“しっかり者”、末っ子は“甘えん坊”などと言われますが、恋愛関係になるならどんな生まれ順の組み合わせが上手くいくのでしょうか? 今回は、生まれ順研究の第一人者である島田裕巳先生に、生まれ順と恋愛の相性について聞いてみました!

 島田先生、そもそも生まれ順で相性が分かるものなんですか!?

「もちろんです! 人が生まれて初めて触れる環境は家族です。親や兄弟姉妹との関係で築いてきたものこそ、その人の基本の性格。血液型よりもさらに色濃く性格が表れるため、相性の良し悪しを知るにはとても有力なんですよ」(島田先生)

 なるほど! では先生、ずばり相性のいいカップルの組み合わせとは!?

『第一子男子 × 末っ子女子』

「この二人は非常に相性がいいです。第一子男子は頼られるのが大好き。末っ子女子を優しく守るナイト(騎士)のような存在になってくれます。末っ子女子も守られるのが好きなので、お互いに心地いい関係になれます。末っ子女子の笑顔が第一子男子をやさしく癒す、ラブリーで可愛いカップルになりますよ」(同)

 確かにこれは、上手くいっている姿が想像できます! でもちょっと注意も必要。せっかく両想いになれても、プライドの高い第一子男子は素直に自分の気持ちを伝えられず、「なんとなく押したら両想いになってただけなんだ、キミもそう? 」なんて発言をしちゃうことも! これでは末っ子女子もガッカリなので「大好きだ!」と愛を謳歌するのが大切だそうです。

『第一子女子 × 末っ子男子』

「男女逆のパターンも同様に相性は良く、末っ子男子は周りから“彼女をぐいぐい引っ張る行動力のある男性”に見られています。しっかり者の彼氏に彼女がついていく、亭主関白なカップルというところですね。しかしそれは、第一子女子がワガママを全て許してくれる、糟糠の妻だから。彼のワガママを許すのが、彼女にとって心地いいことなのです」(同)

 そんな第一子女子は「ダメ男」に引っかからないよう要注意。特に弟持ちの第一子女子は、弟の面倒を見ることで親に褒められていたため、お世話が大好き。ワガママで手の掛かる彼氏ほど「私が支えるわ! 」と張り切って、離れられなくなってしまうそうです。

『真ん中っ子男子 × 一人っ子女子』

「こちらも相性は○。真ん中っ子男子は誰とでも仲が良く、常に友達に囲まれている人。一方の一人っ子女子はマイペースな時間を過ごすことに満足していますが、頭の中では華やかな真ん中っ子男子に憧れています。刺激的な日々を過ごす彼にとって、ゆったりと優雅な彼女の存在は日々の雑踏から自分を解き放してくれる心のオアシス。決して刺激的ではないけれど、穏やかで温かいカップルになるでしょう」(同)

 じつはこの一人っ子女子、「一目惚れ」もしやすいのだそう。先生によると、

「白馬の王子様を待っている一人っ子にとって、偶然の出会い=まさに運命。王子様からのプロポーズのようなものです! 彼女と恋に落ちた真ん中っ子男子は、お得意の“空気を読む”は封印して下さい。真ん中っ子男子は空気を読み過ぎて時に彼女の意見を過剰に尊重しがちです。しかし、彼女はあなたにぐいぐい引っ張られていきたいのです。もっといろんな所に彼女を連れ出して振り回すことで、刺激的な恋愛になります。さあ王子様、白馬に乗って、姫を町に連れ出してあげて下さい! あまり彼女優先にしすぎると、彼氏ではなく、ただのいい人に降格してしまうかもしれませんよ」(同)

『真ん中っ子女子 × 一人っ子男子』

「真ん中っ子女子はブランド物好きな派手な女性。周囲にも人がたくさんいます。一人っ子男子は、静かに趣味に没頭する個人主義。一見すると、彼氏が彼女に振り回されている可哀相なカップルに見えます。でも実はそれは、一人っ子男子がみんなに自分が彼女に振り回されているエピソードを芝居調で嬉々と語っているからなんです」(同)

 いや~、本当に生まれ順の世界って奥が深い! 気になる異性には、まず「生まれ順」を聞いてみるのもいいかもしれませんね。

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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