0
0.0(0人が評価)
2015.12.02
0
0.0(0人が評価)
2015.12.02
皆さんの周りにいるサバサバした女性。でも、同じ「サバサバ」とは言っても、「天然サバサバ系」と、一皮剥いてみると中身は結構じっとりしている「自称サバサバ系」がいることはよく知られています。そこで、自称サバサバ女子が垣間見せた「べちょべちょしたところ」について聞いてみました。
「結婚願望がないと豪語し、仕事が大好きだというバリキャリ系サバサバ女子の会社の先輩。ある日私が終電を逃して先輩の家に泊めてもらうことに。初めて部屋にお邪魔すると、そこにあったのは結婚情報誌や開運本の山! それを冗談混じりに指摘すると『彼氏が結婚に踏み切ってくれない』と号泣された。涙の相談は朝まで続き、その後もたまに相談の電話がかかってくることがあります」(東京・25歳女性)
報われない結婚願望。そこで溜まった不満のエネルギーを仕事に向けた結果、バリキャリ系になっていたのかもしれません。肩肘張ってきた先輩も、胸のうちを聞いてくれる相手を見つけられてよかった……ただ、聞かされるほうはなかなかしんどそう。
「男とずっとサバサバとした付き合いを繰り返してきた友人。恋愛の話になると『男なんて~』と訳知り顔に語っていた。あるとき生まれて初めての大恋愛をしたが、結局お互い忙しくてすれ違いみたいな感じで別れてしまった。さっさと立ち直るかと思って見ていたら、別れたあとも元カレのSNSの投稿とか逐一チェックしているらしく、『(仲が良さそうで次の彼女候補っぽいコに)メッセ送ってみようと思うんだよね』とか『私と別れてなんであんな楽しそうにできんの? ひどくない?』とか相談されるようになった」(埼玉・24歳男性)
大恋愛ですから、我を失ってのめり込むのも頷けますが、終わってからその恋心がやがて恨みとなると、かなり粘度の強いべちょべちょが生み出されそうです。
「持ち前の毒舌で人の恋愛相談によくのっていたサバサバ女子。人には『そんな男別れなよ! 私が説教しにいこうか?』と言っていたくせに、実はヒモ男に貢ぎながら結婚を切り出されるのを待っているらしいと発覚。その後誰も彼女に相談しなくなりました。むしろ私が説教しにいってやりたい!」(東京・23歳女性)
実は自分がべちょべちょな自覚があって、それが我ながら心地よくなかったので、人前ではことさら「正反対の自分=サバサバ」を演じていたのかもしれませんね。人に言っていたことを自分でも実践できれば、というところですが……。
「『私ってひとりで牛丼屋もラーメン屋も焼肉屋も行くし、旅行もひとり。おひとり様できないアラサーって痛くない?』と、しきりにおひとり様好きをアピールする同僚。その割に、飲み会で他の女子がちやほやされていると毎回トイレに閉じこもって誰かが迎えに行くまで出てこない『かまってプレイ』をする。一回放っておいたら、店の人から『気分の悪い女の子放っておいてひどくない?』みたいな顔されるし、本当にうざい」(東京・32歳男性)
自ら進んでひとりになるのはいいけど、周りからひとりにされたと感じるのはイヤなんでしょうね……。
「サバサバしているところが気に入って付き合い始めた彼女。でも実際付き合ってみると、こっちのこと“ちゃん”づけで呼びたがったりとか、人前では絶対出さない声で甘えてきたりとか、まめに連絡しないと拗ねるとか、とにかくギャップがすごかった。それはそれでかわいいからいいけど、嫉妬深いとことか見せられると、ああ、結構べちょべちょだなと」(神奈川・31歳男性)
好きな人の前だとデレーっとなってしまうサバサバ女子。彼氏だけが知っている彼女の顔です。
「いつも馬鹿話で大笑いしながら食事していた友達。でも彼氏ができた瞬間から、食事中もずっとスマホでメールのやりとり。盛り上がらない雰囲気の中、トイレへと立つ彼女。戻ってこないと思ったら、なんとトイレで彼氏と長電話。40分一人で待ったけど戻ってこなくて、仕返しにと思ってコース料理2人分食べて終えてしまい、それでも戻ってこなくて途方に暮れたことがある」(神奈川・27歳女性)
「実は彼氏が欲しいけどできないんだ!」という本音を隠し持っているとき、しばしば隠れみの的にサバサバ系女子を自称するようです。「ほら、私ってサバサバ系だから別に男とかあんま興味ないんだよねー」という具合に。そして彼氏ができたとき、そうした自称サバサバ系はサバサバを捨て、本来の姿へと回帰していくのでしょう。
自称サバサバ系なだけにべちょべちょが垣間見えた瞬間のギャップはひとしおです。どうやら異性関係でべちょべちょが露呈してしまうケースが多いようですが、あなたの知っているサバサバ女子はいかがでしょうか。天然? それとも自称っぽい?
(藤井弘美+プレスラボ)初出 2014/11/21
0comments