ヒトメボ

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シール付き菓子の流行った1980年代後半に、『ビックリマンチョコ』と同じくロッテから発売された『あっぱれ大将軍』をご存じでしょうか? 江戸時代をモチーフにしたシールが同封されており、ポストビックリマンとして期待されていました。今回は、子どものころに「あっぱれ大将軍」派だったヒトメボ読者に、当時思っていたことを聞いてみました。

温度でシールの見た目が変わるのがすごかった

「あっぱれ大将軍のシールは温めたり冷やしたり、温度で見た目が変わるのがすごかった。毎回新しいシールが出ると、指で温めたり冷蔵庫に入れたりして、どんな絵柄になるのか試すのが楽しかったです」(千葉県・39歳男性)

感温タイプのシールは珍しかったですよね。夏や冬になると、外気温の変化で勝手に図柄が変わることもありました。筆者も夏に幕府側のシールを入れた缶を開けたら、全部絵柄が変わっていて驚いたことがあります。

キャラの正体が怖かった

「温めたり冷やしたりするとキャラクターの正体が明らかになるのが面白かった。ただ、中にはかわいい女性なのに、正体は鎌を持った般若というキャラクターがいて怖かった」(大阪府・37歳男性)

いい人に見えるけど正体は強欲の塊、かわいいけど恐ろしい般若など、怖いギャップを持つキャラクターもいました。皮肉の効いたシュールな内容のシールも多く、子どもはあまり理解できなかったかもしれません。

縦長のシールが格好よかった

「当時としては珍しい長方形シールがよかった。サイズも大きくて格好いいので、『ビックリマンもこのサイズのシールにしてほしいね』と友達と話していました」(東京都・41歳男性)

『あっぱれ大将軍』のシールは長方形の縦長シールでした。ビックリマンなど、当時は正方形のシールが主流だったので目立ちましたよね。お菓子のパッケージも縦長でした。

あまり格好いいキャラがいなかった

「ビックリマンと比べて格好いいキャラクターが少なく、おじさんばかりだった。キラシールもほとんどなくて、集めてはいたもののあまりモチベーションが上がらなかったです」(静岡県・39歳男性)

武将キャラが中心なので、おじさんばかりになってしまうのは仕方ないのかもしれません。子どもが格好いいと思えるのは「御伽世継(おとぎ よつぎ)」くらいだったでしょうか。また、キラカードも最終の第5弾まで登場しませんでした。

略称が定まらなかった

「『あっぱれ大将軍』の略称を『あっぱれ』と『大将軍』とどちらにするかでもめた。結局、自分たちの周りでは『あっぱれ』になったけど、どちら派が多かったのだろうか」(京都府・40歳男性)

筆者の周りでは「あっぱれ大将軍」と無駄にフルネームで言っていましたね。確かに「あっぱれ」と略すと良かったかもしれません。

残念ながら第5弾で終了してしまいましたが、縦長シールや温感で絵柄が変わる仕組みなど目を引く要素も多かったので、他のものよりも『あっぱれ大将軍』のシールが好きだった、という人は多いかもしれませんね。あっぱれ大将軍派だった人は、当時どんなことを思っていましたか?

画像提供:シール買い取り・販売『ロココ』

http://roco2.net/

(中田ボンベ@dcp)
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中田ボンベ@dcp

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