ヒトメボ

心理カウンセラー

三吉野愛子

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読了時間:約4分

 フィギュアを収集したり、部屋や愛車を改造したり、男子ってやたらとカスタムやらコンプリートやらが好きですよね。ただ、給料をはたいて必死に収集したアイテムも、女子的には「ただのガラクタにしか見えない」という本音が無きにしも非ず…。どうして男の人は、趣味やモノへのこだわりが強いのでしょうか?

「そもそも、女性と男性では脳の作りそのものが違うと言われています。女性は何事もバランスよく全体を把握し、どんな状況にも柔軟に対応したり効率よく物事を同時進行するのが得意。男性は、脳全体の連携力が女性よりも鈍いため、女性から見ると鈍感に感じてしまったり、集中力やこだわりが強いようにように感じてしまうのです。その代わり、なにかに特化して能力を発揮することが女性よりも得意。男女の脳の作りの違いから、こういった特徴が現れるのでしょう」(心理カウンセラー・三吉野愛子さん)

 ふむふむ。脳科学的に、男と女では得意分野が違うってワケなんですね。ということは、ちょっとオタクっ気が強いカスタム男子やコンプリート男子は、より男性的な感性を持っていると言えるのかも。では、もしこんなタイプの男性を好きになってしまった場合、どんな風にアプローチすれば落とすことができるのか!? 三吉野さんに、彼らの頭と心の中をさらに分析してもらいました!

カスタム好き、コンプリート好きな男子の性格は?

「集中力あり、頑固、粘着質、議論好き、闘争心あり。評価されたり、褒められたりすることがモチベーションになりやすい。わりと単純で鈍感なところもある。いわゆるこのような男脳的な男子は、細かい感情の機微に気付きにくいため女子の恋のテクニックが空回りしやすいです」

彼らの好きな女性のタイプは?

「バランスのよい健康美やグラマラスなスタイル。女性らしい凹凸のあるフォルムのファッションを好みやすい。香水やボディクリーム、シャンプーなどのいい香りやソフトなボディタッチなどで簡単に陥落してしまうことも。断片的な印象から勝手に女性を理想化したり神秘的なイメージで見る傾向があるため、男性と競ったり同じ分野を共有しようと躍起になるよりも、男性とはまったく違う女性的な世界をきちんと持っている方が有利かも」

ベストなアプローチ方法や付きあい方は?

「相手の心を読もうとしたり画策するよりも、『欲しいモノは欲しい』とストレートに伝えることが必要。なぜならば、彼らは女子の思考回路や感情体系がどれほど複雑か知らないし、そもそも興味がないから。シンプルな文脈で勝負した方が女子側のストレスが少ないはず。また、鈍い男子脳に恋愛モードを起動させるには、接触が一番!五感を刺激し、彼の近くにいき、自分の存在を印象づけることを意識しましょう」

 …う~ん、単純というかわかりやすいというか(笑)。彼らには、恋愛本によくある「恋の駆け引き」的なテクニックは通用しないようですね。もしカスタム&コンプリート男子に恋をしてしまった場合は、こんなことも心がけておくべし!

「相手の趣味に理解を示すこと。それが難しければ、趣味を干渉したり大事にしているものに触ったりせず、“放置”すること。下手に邪魔をすると、あなたは“心地よい存在”ではなく“不快をもたらす存在”として認知されてしまいます。また、ロマンチックを求めすぎないことも大事。女子の気持ちを酌み取ったり共感したりするのが得意じゃないので、情熱的な愛の言葉やサプライズがなくても、彼が自分の側にいることや、飽きずに通ってくることがなによりの愛の証、くらいにシンプルに考えるといいですよ」(同)

 女性からすると「わがままで子供っぽいな~」と思ってしまう部分もあるけど、なにかに夢中になっている男子の姿って、ちょっとかわいく見えちゃったり。カスタム&コンプリート男子は、母性本能を刺激する不思議な魅力があるのかもしれませんね。

(坂井あやの/verb)
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ライター

坂井あやの

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