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2018.10.26
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2018.10.26
漫画単行本のカバー折り返し部分に「著者近影」が載っていることがあります。例えばジャンプコミックスの場合は、表紙カバーの折り返し部分に著者の写真や自画像、近況などの簡単なコメントが掲載されていたりします。個性的な著者近影も多く、強く記憶に残っているものもあるでしょう。子どもの頃、マンガの著者近影を見て思ったことについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「なんで漫画家はいつもサングラス姿なんだろうと不思議に思っていた。宮下あきら先生などサングラスをかけている写真ばかりで、怖い人なのかと思っていた」(奈良県・39歳男性)
「写真だけでなく、北条司先生などはサングラス姿の自画像だったりしたので、なぜそこまでサングラスにこだわるのかが謎でした」(静岡県・38歳女性)
確かにサングラスをかけた写真やイラストが多かったですね。そのせいか、子どもながらにちょっと怖そうな印象を受けたものです。ただ、宮下あきら先生は家族との写真が掲載されていたり、優しそうなイメージもありましたよ。
「秋本治先生は体の線が細くて優しそうな表情の写真が多かった。そのせいで、こち亀のイメージと合わなかった」(東京都・41歳男性)
「昔は普通に先生が顔出ししていたので、『この先生がこの漫画を!?』と見た目と作品のギャップに驚くことが多かった。諸星大二郎先生なんかは驚いた先生の一人」(埼玉県・47歳男性)
他には車田正美先生もいかめしい写真が多く、作品とのギャップが大きかったです。反対に本宮ひろ志先生などは、作風と顔のギャップが小さい例かもしれませんね。
「『この写真どこで撮影したの!?』と思う写真が多かった。一度、荒木飛呂彦先生がどこか海外の町中に立っているような写真を掲載していて、どこで撮った写真なのか不思議だった」(大阪府・37歳男性)
「どの先生だったかは忘れたけど、ものすごくきれいな夕焼けの写真だけが載っていて、どこで撮影したものなのかすごく気になった」(千葉県・44歳男性)
多くは仕事場で撮影したものだったりするでしょうが、中にはこれはどこなのかと不思議になる写真もありましたね。風景写真だけを載せている先生も多かったです。
「微妙にピンボケしている写真を載せている先生が意外と多く、なぜこの写真を選んだのか謎だった」(愛知県・40歳女性)
「ただ仕事に疲れて眠そうなだけの写真だったり、うまく写っていなかったり、著者近影にふさわしくない写真を載っけている先生が多かった。見るたびにもっとマシな写真はなかったのかと思いました」(新潟県・37歳女性)
筆者も何度かピントの甘い写真が載っているのを見たことがありますね。なんてことのない風景写真の先生も多くいましたが、何らかの意図があったのでしょうか……?
「最近はひと言コメントのような著者近影が多いけど、昔はコメントがみっちり書かれていることが多く、それを見るたびに『大変だろうな』と思っていた」(東京都・41歳女性)
「無理に話を引き延ばしているようなコメントが多くて、子どもながらに『漫画も描いてコメントも書いて大変だ』と思っていました」(香川県・38歳男性)
最近起こったことをみっちりと書いている先生もいれば、漫談のようなコメントになっている先生、また後半が擬音ばかりで「なんだこれは……」と思う内容の先生もいました。もしかしたら担当編集者からスペースいっぱい書くように言われていたのかもしれませんね。
「サングラス姿の写真が多かった」などは昭和らしさを感じるものですよね。そのせいで作者の先生にいかめしい印象を持った子どもは多かったでしょう。あなたは子どもの頃、著者近影を見てどのようなことを思っていましたか?
(中田ボンベ@dcp)
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