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2018.08.29
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2018.08.29
ITの進化のスピードはすさまじいですから、数年前の「当たり前」を振り返るととても原始的に思えてしまうことも。例えば、メール。ガラケー時代とスマートフォンでは、操作や画面が大幅に違いますよね。今回は、ガラケー時代のメールの思い出について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「好きな子とのメールでRe:の数がいっぱいあると、『たくさん言葉を交わしている』というのが目に見えて分かるので、なんだか親密になったような気分に」(青森県/33歳男性)
「Re:」の数の多さ=仲の良さってイメージですよね。なかには、几帳面な性格から返信の際にRe:を毎回消して送る人もいたようですが……。
「好きな子とからメールの返事が来ていないかな? と思い5分間に1回はセンター問い合わせのボタンを押していました。」(東京都/35歳男性)
「センター問い合わせをして来たメールが、迷惑メールだったりすると、とてもがっかりした思い出があります」(北海道/38歳女性)
ガラケー時代は、センターでメールが止まってしまい、メールの受信が遅れるということがありましたね。誕生日や年明けは頻繁にセンター問い合わせをして、お祝いのメールが来ていないか確認していました。逆にそれを利用して、すぐに返事をしたくない相手には「ごめん!メールがセンターで止まってて……」という言い訳をよく使った気がします。
「相手の機種が古いケータイだと、画像サイズが低い写メしか送ることができなかったり、送信エラーで返ってきたりする」(40歳/神奈川県男性)
スマートフォンと同様、ガラケーも機種の進化スピードはすさまじく、相手の機種が古いと、送った画像が受信できない・表示ができないということがありました。
「『このメールを誰かに転送しないと不幸になります』というおふざけメールが、友人たちからたまに回ってきていました。最初は本当にビビっていましたが、何回もやられるようになると次第に飽きて、メールが来ても無視していました」(30歳/埼玉県男性)
亜種として、転送すると幸せになれる「幸せのメール」なんてものもありましたね。でもよくよく確認してみると、「転送をしなければ不幸になります」の内容が……。「呪いのメール」と一緒じゃないか! と送ってきた友人にツッコんだ記憶があります。
「定期的にメールを削除しないと、受信ボックスがいっぱいになっていた。でも好きな子とのメールは消したくなかったので、消えないように保護していました。」(35歳/千葉県男性)
いまのスマートフォンっ子には信じられないかもしれませんが、保存できるメッセージ数に上限がありました。そのため、間違って削除しないように、鍵マークアイコンのメール保護機能をよく使っていましたね。
現在のLINEなどのコミュニケーションアプリに比べると、受信や送信に制限があったガラケーのメール。そのかわり、1件1件のやり取りが今よりも慎重だったり、濃密だったりした記憶があります。少し不便だったけど、あの頃に戻って「メールが来なくてモヤモヤ」したり、「うれしいメールにニヤニヤして保存」したり……、またそんなやり取りをしてみたい、そう思うのは筆者だけでしょうか?
(一戸隆平/メディアム)
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