0
0.0(0人が評価)
2016.02.08
0
0.0(0人が評価)
2016.02.08
男子諸君がそわそわするバレンタインデー。誰からももらえない年があっても、お母さんは毎年必ずくれる最後の防波堤的存在だったりします。しかし、そんな中でも、お母さんからなんともいえないプレゼントをもらった思い出のある人もいるよう。「お母さんからもらった微妙なバレンタインプレゼント」について男性読者に聞いてみました。
「小6の頃、当時の戦隊もののチョコかスナック菓子をもらった。戦隊ものは小1あたりで卒業していたから、バカにされているのかと憤慨した思い出」(東京・26歳男性)
お母さんは何をあげようか迷った末、「男の子にはこれをあげとけば間違いないだろう」的な思惑を働かせたのでしょうか。
「よくたこ焼きを買って帰ってきていたおかんが、2月14日も買ってきて、『あんたどうせチョコもろてへんのやろ。これお母さんからのバレンタインや』と言った。特別感のなさやあとづけ感が半端なかった」(大阪・30歳男性)
お母さんから見下されてる感や、“バレンタインにたこ焼き”というチョイスのミスマッチ感もありますね。違和感すさまじい、あるバレンタインの思い出です。
「息子の字が汚いのを常々心配していた母がバレンタインにくれたのは漢字の書き取りドリル。『1日最低1ページはやってね。お母さん、ちゃんとチェックするからね』と言われた。こんなのプレゼントでもなんでもないじゃないですか……」(千葉・24歳男性)
厳しさを感じさせるバレンタインプレゼントですが、それも息子を思う母の愛から発露したもの。一方、息子はちっとも甘くないプレゼントにゲンナリです。
「『あんた、これバレンタイン』と母から差し出されたのはむき出しの千円札。適当に自分で買ってくるシステムらしかった。普通にうれしかったけど、バレンタインならではのロマンチックさみたいなものは皆無だった」(神奈川・20歳男性)
バレンタインは行事的に、何かこう全体にフワフワとした甘さやキラキラとしたきらめきが漂う雰囲気ですが、それら全てをあっけなく打ち砕く千円札の生々しい強さです。お金ってすごいですね。
「母から、コンドーム型のチョコレートをもらったことがある。どこで探してきたのか。洒落をきかせたつもりなのか。彼女とするときは避妊しろというメッセージなのか……。いろいろな疑問が頭をよぎったが、とにかくリアクションに困りすぎた」(東京・24歳男性)
普段はそうでもない親が急に下ネタ降ってきたりすると、子どもは戸惑うしかありません。それにしてもコンドーム型のチョコ、なかなか食べる気になれなさそうな予感です。
「中2のときにもらった手編みのマフラー。当時思春期真っ盛りで、反抗期も入っていた僕は、母親の手編みのマフラーなんてかっこ悪いし気持ち悪いしで巻けるわけがない。結局一度も使わないまま数年放置していて、大学入ってから初めて使うようになった。実家帰るときも巻いていって『これ覚えてる?』って言ったり。初任給で母にプレゼントしたのもそういえばマフラーだった」(埼玉・31歳男性)
途中から急にいい話に。とある少年が成長していくストーリーで、マフラーのCMに使えそうです。
どのエピソードもお母さんのキャラがほのかに伝わってきますね。もらって微妙だったバレンタインプレゼントですが、それでも母親の愛は無限です。むしろ微妙なプレゼントをくれるお母さんだからこそ愛してあげてほしいと、第三者としては強く思います。
(藤井弘美+プレスラボ)
0comments