ヒトメボ

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 たしかに付き合っているわけじゃないけれど、二人きりでの飲みに誘ってきたり、夜中に用もないのに電話をかけてきたりと、なにかと思わせぶりな行動ってありますよね。でも、やはりと言うべきか相手にそのつもりはなく、結果的に悲しい失恋を味わった人は数知れず…(涙)。今回は、そんなカン違いの恋に翻弄されてしまった人たちの、怒りと悲しみに満ちたエピソードをお届けします!

 まずは、一気に現実を知ってしまったショッキングな体験から。

「海外旅行に行っていた気になる彼から『いま日本に帰りました! 』とのメールが。『お土産を渡したいから会おう』ということになり、私はワクワクしていました。ところが後日、旅行の記念写真を見せられて愕然。なんと彼は彼女と2人きりで旅行に行っていて、ツーショットだらけの写真を見せてきたのでした! 彼女がいることすら知らなかった私って一体…」(29歳・女/栄養士)

 「帰国後一番にメールをくれた」という喜びとの高低差が、むなしさを倍増させますね…。お次は、ロマンチックなムードに騙されたこんなエピソード。

「ディズニーランド、お台場、みなとみらいなど主要なデートスポットはほとんど制覇したほど、2人きりでよく出掛けていた。デート中は手をつないだりキスまでしたのに…いざ告白したら、あっけなく玉砕。これで脈なしだってどうやって見抜けと? 」(25歳・男/アパレル)

「いつもご飯をおごってくれて、そのまま夜景やイルミネーションにも連れて行ってくれた彼。なんとなくお互いの気持ちは通じてる気がしていたけど、関係をハッキリさせたくて思い切って告白! 結果は『いまは彼女いらない』の一言で、あっさりフラレてしまいました。彼にとっては、恋人ごっこが楽しかっただけなのかな」(20歳・女/大学生)

 う~ん。たしかにこれでカン違いしないなんて、無理がありますよね。仰るとおり、相手は「『恋人気分』は味わいたいけれど、付き合うことで束縛はされたくない」という考えの持ち主だったのかも。ロマンチックな場所は必然的にテンションが上がりやすく、いつもの日常に戻ると気持ちがシラケていることも十分ありえます。また、記念日やイベントごとが近づくと「誰でもいいから一緒に過ごしたい」と考える人が増えるのも事実。いくら「恋人っぽい」デートを重ねていても、浮かれ過ぎは禁物です。

 そして、恋愛に奥手な草食男子が体験したこんな切ないエピソードも。

「好きな子とやっとの思いでデートにこぎつけて、食事をしたときのこと。『このお店美味しいね! ◯◯くんと一緒だからかな』『普段だったらこんな自然に喋れないよ』と、いかにも脈アリっぽい彼女の発言に浮かれていました。ところが次回のデートを申し込んだら『私たち別に付き合ってないよね?』と冷たく一蹴されるハメに。楽しかったのは自分だけで、彼女の言葉は全部、社交辞令なんですか?」(26歳・男/メーカー)

 女心は変わりやすいとは言いますが、手のひらを返したような冷たい態度には思わず同情してしまいます。ところが、状況は少し違いますが、女子目線から見たこんな本音も。

「おそらく自分のことが気になっているであろう男性に、何度かデートに誘われます。でも一向に距離は縮まらなくて、相手の気持ちが読めずモヤモヤ…。告白モードを意識させるため『あなたといると楽しい』感を全面に出しても、特に目立ったリアクションもなし。いつまでたっても好きと言ってくれないのは、結局、友達としか思われてないからなんでしょうか…」(24歳・女/化粧品関連)

 もしかすると、本当はほぼ両想いだったのにすれ違ってしまっただけなのかもしれませんね。特に女の子の場合、相手から告白させようとその気のありそうな発言をしてくる人も多いもの。照れて流したりせず、男性も鋭く「それって本気で言ってる? 」と勝負をかけてみることをオススメします!

 そして最後は、ありがちなバレンタインでのカン違い。

「小学生の頃から『手作りは本命』、『市販は義理チョコ』という暗黙のルールが頭に入っていたため、社会人になって同僚の女子に手作りチョコをもらったときは舞い上がった。後で確認したら社内の色んな人にも配っていて、単にお菓子づくりが趣味なだけだった」(23歳・男/商社)

 きっと日本でいちばん被害者の多いカン違いトラップ! 女性陣も男性陣も、この日ばかりは誤解をまねくような行動を慎んでいただきたいものです(笑)。

 恋についてなにもかも口にするのは気恥ずかしいと感じる人も多いと思いますが、こうしたカン違いからの失恋を生まないためにも、ときにはっきりと言葉に出して気持ちを確かめ合うことは思いのほか大事なことなのかもしれませんね。

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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