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2015.09.27
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2015.09.27
年に一度、誰もが主役になれるイベント・誕生日会。参加者全員でお祝いし、ハッピーな雰囲気に包まれますよね。しかし、なかにはハッピーとは程遠い、ちょっぴり悲しい誕生日会もあるようで…? そこで「思い出すとかわいそうになってくる誕生日会」についてヒトメボ読者に聞いてみました。
「小学生のとき、友達の誕生日会で20人くらいが、誕生日の子の家に招待されて集まった。テーブルは3つ、そのうち2つのテーブルにはホールのケーキが1つずつ置いてあったのに、私が座ったテーブルにはケーキの代わりにスイカが。一応主役のお母さんがスイカをかわいくくり抜いたりして工夫は凝らしてくれているのだけど、どう考えてもケーキのほうが食べたい。翌日、主役の子がそのことでちょっと責められる展開に」(千葉・25歳女性)
小学生の「ケーキ食べたかった欲」は侮れないほど強かったようです。このお母さんはスイカが大好きで、ケーキとスイカは「同じぐらいうれしいもの」という認識だったのでしょうか。
「小学生の頃、わりとモテていたおとなしめの男子の誕生日会。彼を好きな女子2人が主役男子の両隣に陣取って、あれこれ話しかけたり世話を焼いたりしていた。しかし、そのうち段々エスカレートしていって主役男子の取り合い状態に。主役男子が他の子と遊ぼうと席を立とうとすると『○○くんはここにいなきゃダメ!』と女子2人に制されて、会の間ずっと火花バチバチの中で取り合われていた」(東京・26歳女性)
遠慮を知らないお年頃ですから、女子2人の取り合いっぷりはかなり壮絶なものが想像されます。主役の寿命が縮まってしまいそうな誕生日会ですね。
「主役の女の子の自宅で予定されていた誕生日パーティ。仲間内数人で集まったけど、主役の女の子の顔色がものすごく悪い。どうやら前日サバにあたったそうで、苦しみ抜いた挙句病院で点滴を受けて今さっき帰ってきたとのこと。『言ってくれれば別の日にしたのに』と言ったが、『絶対にそれはしたくなかった』そうで、顔面蒼白のままお誕生日席に座ってました」(東京・30歳男性)
主役としての責任感からか、中止を潔しとしなかった彼女。アンラッキーなタイミングに当たってしまいましたね……。
「年に数回、誰かが誕生日のとき、それを口実に開催される麻雀大会。私たちの間には『誕生日のヤツはバカ勝ちすることが多い。たとえ負けてもそんなに負けない』というジンクスがあった。でもあるときの麻雀大会で、主役がその場の誰もが経験したことないレベルでボロボロに負けた。主役はへこみまくっていました」(神奈川・27歳男性)
この日は悪い神様が主役にとり憑いてしまったのでしょうか……。
「主役の女子が、ラブラブだった彼から誕生日当日に別れを告げられたらしく超絶へこんでいた。へこみすぎていて、下手な慰めの言葉をかけることもできず、みんなでうつむいてシャンパンすすったりケーキつついたりしていた」(埼玉・23歳女性)
別れを考えていた側は「こんな特別な日に嘘はつけない」と考えるのかもしれませんが……。その場に用意されていたシャンパンが、すさまじい雰囲気を放つ小道具となりました。
「4畳半のワンルームマンションに男10人で集まって誕生日祝いしたときは、参加者全員がかわいそうだった。熱気がすごくてサウナ状態で、トイレで飲んでいるやつもいた。主役の部屋主は騒音が近所迷惑にならないようにひたすら気を使っていた」(東京・26歳男性)
もはや罰ゲームですね。男子ならでは、それも体育会系的なノリの集まりだったようです。
「カジュアルなイタリアンで、男2人女2人で誕生日パーティーをした。主役の女子は男子の1人を気になっているという状況。宴もたけなわなころ、照明が消えてバースデーミュージックがかかり、スタッフの方がケーキを運んできた。主役女子は『ええ~! ありがとう!』と感激。しかし、そのケーキは隣席の誕生日会へ……。その後も1回、他の席のサプライズがあり、結局私たちの席にサプライズケーキが運ばれてきたときには全員『なんだかなあ……』という雰囲気に。間違って喜んでしまった主役もかわいそうだし、バースデープランを積極的に売りにしている店はこういうことがあるんだなと思った。ちなみに主役の恋はうまくいきませんでした……」(東京・23歳女性)
年に一度の誕生日は、自分だけが主役でいたいもの。とはいえ、「当日、他の席でも誕生日会がありますか?」とは聞けないですもんね……。
かわいそうだけどつい笑ってしまうものや、本気でかわいそうなもの……色とりどりなエピソードが集まりました。どうか、ひとつでも多くの誕生日会がハッピーなものになりますように!
(藤井弘美+プレスラボ)
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