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2015.09.30
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2015.09.30
そろそろ結婚を考える年齢。でもなかなかパートナーが見つからない! とお悩みの方もいるのではないでしょうか。もしかしたらその原因は理想が高すぎることにあるのかも。今回は、高くなりすぎた理想をどうやってリセットすればよいか、恋愛心理カウンセラーの根本裕幸先生にお話を聞きました。
「理想が高くなりすぎてしまう女性は大きく分けて『自分の相場が分からない』『一般的な相場が分からない』『自分の価値基準がない』の3タイプに分けることができます。タイプ別に高くなりすぎた理想をリセットする方法をみていきましょう」(根本先生)
「学生時代モテていた方や、勉強も運動も平均以上にできる方がこのタイプ。自分の中にモテた経験が刻まれているので理想を落とせなくなっています。『私はモテるんだから、もっと素敵な人と付き合えるはず』と言っているうちにある程度の年齢になっていたといったところでしょうか」(同)
「パートナーを選ぶとき、自分の人生にとって何が大切で、何が幸せを感じるポイントなのか? というツボを意識してみましょう。その結果、相手の職業や外見ではなく、話が合う人かどうかが基準になっていくはずです。そうすることで、それまで気づかなかった魅力に気づき、どんどん惹かれていくかも知れません。また、そんな人と過ごす時間こそが幸せだと感じることができるのではないでしょうか」(同)
「同性の友達が少ない方や、交際経験が少ない方がこのタイプ。経験値が絶対的に少ないので、一般的な相場が分からず、想像だけで理想を作り上げてしまっています。何人かと付き合った経験があれば、その中でも比較ができるのですが、その機会がなかなかやってこないままになっているのでしょう」(同)
「ベストなのは、異性と接する時間を面倒くさがらずに増やしていくことです。恋人を作る意識よりも友達程度の付き合いのほうが気軽さもあって、むしろ、いいでしょう。そうすることで男性に頂いていた幻想や期待が剥がれ、より肩の力を抜いてパートナーシップを捉えることができるでしょう。また、友人や知人の彼を見て、判断基準の参考にすることをオススメします。現実を目の当たりにすることで、今は高くなりすぎた理想も、等身大になっていくでしょう」(同)
「進学先や就職先など、親がイイと言うものを選んできた方や、他人の評価が気になる方がこのタイプ。判断を人に委ねてきたので、自分で物事を決められなくなってしまっています。理想が高くなってしまったのは、周りの意見に振り回された結果なのでしょう」(同)
「パートナーと付き合っていくのは自分自身で親や友人ではありません。そのことをしっかり認識したうえで、『誰に何と言われようと、彼は私のことを理解してくれる人なんだ』と自信をもちましょう。まずは、パートナーになろうとしている人に対して、2人で過ごす時間を積極的に持ち、より深く理解し合う時間を作っていきましょう。そうして、パートナーの人格・性格・価値観に自信を持てるようになると、周りの意見に振り回されなくなり、高くなりすぎた理想なんて、どうでもいいことのように思えるでしょう」(同)
なるほど。「私の理想って高すぎるかも?」と思い始めた人は自分のことを見つめ直すいい機会かもしれません。思い当たる節がある人は、自分がどのタイプか見極めて、新たな気持ちで最高のパートナーを見つけられるといいですね。
(黒澤真紀/コンセプト21)初出 2014/5/19
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