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2014.03.08
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2014.03.08
3月14日はホワイトデー。お返しに何を贈ったらいいのか困っている男性もいるのでは? バレンタインデーはチョコを贈るものと半ば決まっているけど、ホワイトデーのお返しに選択肢が多いことはかえって悩みのタネ。いったい何を贈ったらよいのでしょうか?
ホワイトデーは1970~1980年代にかけて定着した日本発祥のイベント。そもそも何を贈るものだったかというと…
昭和53年に福岡の老舗和菓子店である石村萬盛堂が、バレンタインのお返しにチョコマシュマロを贈ることを提案。「君からもらったチョコレートを僕の優しさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」というコンセプトなんだそう。ホワイトデーのホワイトは「マシュマロの白」ということなんですね。
また、ホワイトデーとマシュマロといえば、昭和48年に不二家とマシュマロで有名なエイワが3月14日をホワイトデーとした…と当時の新聞記事にあるんだとか。これは、ホワイトには「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」という意味があるからだそうです。
昭和55年に全国飴菓子工業協同組合が「チョコにチョコを返すのでは意味がない」と、キャンディを贈ることを提案。ホワイトデーのホワイトは「純潔のシンボル。ティーンのさわやかな愛にぴったり」との考えから。
なぜホワイト? と筆者は不思議に思っていましたが、こうしてバレンタインのお返しに、「ホワイトデー」「3/14」「チョコレート以外のお菓子を返す」といったことが定着していったんですね。では、伝統に則ってマシュマロかキャンディが無難? と思いきや…
ホワイトデーが全国的に広まるとともに、マシュマロやキャンディのほかにも、クッキーやマカロンなどお返しするお菓子のバラエティも豊富に。それに伴ってか、お菓子に込められる意味も独自の解釈に変化していった模様。代表的なものとしては…。
マシュマロ=「あなたが嫌い」
クッキー =「あなたは友達」「サクッとドライな関係」
キャンディ=「あなたが好きです」「交際OK」
マカロン =「特別な人」
マシュマロがいつのまにか「嫌い」の意味に!(なぜ!? メジャーになったから?)こういったお返しの持つ意味がどのくらいの人に知られているのか分かりませんが、地域だとか世代によっては勘違いされることもあるのかも? そこで、余計に迷ってしまったじゃないか! という人は、パイなんてどうでしょう?
3.14といえば円周率。また、「314」の数字を裏返して見てみると…「PIE」になるじゃありませんか! それにちなんで、日本パイ協会が3月14日をパイの日としています。割りきれない気持ち、永遠に終わらない愛…そんな意味を込めたお返しも、ロマンチックかも。
もちろんお返しはお菓子に限りません。本命同士だったら、いっそのことホワイトデーに指輪を贈ってプロポーズ! なんていうのもアリなのでは? ブライダルジュエリー専門ブランド「ヴェラモーレ」を展開するアズミエステールに問い合わせてみました。
―あの、5,000円(チョコの3倍返し)で買える婚約指輪ってありますか?
「もちろん。当店にもプラチナシルバーのオリジナルジュエリーがございます」(ヴェラモーレ銀座本店/武田さん)
―あるんだ! もしそれに、πにかけた3.14カラットのダイヤを付けるとしたら?
「そうですね、1個石のラウンドブリリアントカットだと直径が10mm以上のかなり大きいものになりますね。グレードにもよりますが、金額は1,000万円くらいでしょうか」(同)
※1カラットのダイヤモンドの直径は約6mmだそうです。
―(…それはムリ!!!) えー、では0.314カラットなら?
「それであれば、一般的に婚約指輪に使われるダイヤモンドの0.3カラットに近いですね。グレードにもよりますが10~30万円前後の価格になります。ただ、カラットサイズの一般的な表示も、測定器で測定できるのも小数点以下2桁までですので、小数点以下3桁の“指定”となると大変難しいかと。とはいえ、なかにはグレーディングレポートに3桁表示されているものもありますので、そういったものがたまたま店頭にあれば…ということになります」(同)
―なるほど。ありがとうございました!
チョコの3倍返しでは収まりませんが、もし店頭で「0.314」カラットの指輪を見つけられたら、なんだか運命を感じてしまいそうですね!
今年のホワイトデーのお返しに、「パイ」や「指輪」なんかも候補に加えてみてはいかがでしょうか? 女子の皆さん、3月14日に乞うご期待!
(坂井あやの/verb)
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