ヒトメボ

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 映画って、いいですよね。涙なしには観られないものもたくさんあります。涙するポイントには、キャスティングの妙や俳優の名演技、挿入される音楽などがありますが、なんといってもストーリー展開によるところが大きかったりするもの。「こう来られたら絶対泣いてしまう!」という展開が、みなさんあるのではないでしょうか。そこで、「100%泣いてしまう映画のストーリー」をヒトメボ読者に聞いてみました。

不治の病に侵された恋人

「プラトニックでラブラブ絶頂なカップル。しかしある日ヒロインが不治の病に侵されてしまう。辛い闘病生活、死が着々と迫る日々のなか、2人はかけがえのない思い出を積み重ねて絆を深めていく。そしてついに訪れるヒロインの死。主人公は悲しみの中、前向きに生きていくことを胸に誓う。恋人との思い出を胸に……」(東京・25歳女性)

 ヒロインが死ぬラブストーリーは、「泣かせにかかっている」といいたくなることも。恋人が死ぬ展開はひとつの王道パターンなのかもしれませんが、どのような最期を迎えるのか目が離せなくなります。

老夫婦の愛

「若いころ、波乱続きの恋愛の末結ばれたカップル。まずこの結ばれるまでが映画のひとつの山場。そして一緒になった2人は平和な結婚生活を満喫しつつ、ゆるやかに年老いていく。老衰か病かによって、2人の間で死が自然と意識される。2人で手をつないで思い出を振り返っているところでエンディング」(東京・35歳男性)

 ラブストーリーでも、老夫婦を題材にするとまた違ったテイストに。老いで少しずつ記憶をなくしてしまう、それでも二人の愛だけは忘れない……なんて展開はハンカチ必須です!

師匠と弟子が対決

「道を踏み外した弟子と師匠との対決。小さな頃から一緒に修行して、我が子のように育ててきたであろう弟子と戦うとか、師匠の気持ちを考えただけで泣けてくる。俺だったら全力出せない」(東京・30歳男性)」

 師匠が全力で戦っても手加減しても泣いてしまいそう。「お前は選ばれし者だったのに!」なんて絶叫しそうです。

新米医師と患者の絆

「新米の医者の主人公が織りなす医療ドラマ。患者の命をひたむきに救おうとする主人公が、理想と現実のギャップに苦しみ奮闘しながら、患者らの人生にまで関わり、ひとつずつ命を救っていく。主人公を冷めた目で見るベテランの先輩医師が、実は昔主人公と同じように理想に燃えていた、という設定があってもいい。それで『君には若いころの私を思い出させられるよ』みたいな和解があったり」(東京・30歳女性)

 医療現場を題材にしたドラマも泣ける度が高いです。医師の葛藤、患者の不安など、ヒューマンドラマには持ってこいの素材がてんこ盛り。自然と「命」について考えさせられます。

タイムスリップして両親に会う

「タイムスリップものは大抵泣く。過去にタイムスリップして若かりし頃の両親に会うんだけど、そこで親が苦労していたり自分を産むのに大変な思いをしているのを知る。父親を助けたりもして『自分は二人の子どもだよ!』って言いたいんだけど言えない」(栃木・27歳男性)

 初めて知る両親の想い。「お前いい奴だな」なんて言われて父親と親しくなったり、母親が意外と美人で自分のタイプだったりするんでしょうか。

ロボットに人間の心が宿る

「ロボットが人間と接するうちに少しずつ人間みたいな行動を取るようになって、プログラムに反して自分を守ってくれるんだけど、その行動で不良品だと見なされる。最後『アリガトウ』って言い終わらないうちに破壊されてしまう。」(広島・28歳男性)

 なんだか近い将来現実に起こるかもしれない展開です。ロボットの恋人や友達なんていうのも現れるかもしれません。

犬を通して家族が成長

「動物系でも、特に犬がフィーチャーされているもの。ある家族に保護された犬を通して、家族が成長していく物語とか。家族の中にひとり犬が嫌いな人がいるんだけど、最終的にはその犬なしではもうダメ、みたいになっていく。しかし最後は犬が死んでしまう」(埼玉・23歳女性)

 動物好きにとってはこれぞ号泣必至。動物が主役になっているドラマ系映画で、ラストに動物が死んでしまう展開は「卑怯…」とすら感じます。物を言わない動物だからこそ伝わる愛の深さとでもいいましょうか、そういった部分が動物ものの号泣度を高めます。

 今回ご紹介した展開を読んで、「あの映画はこのパターン!」と連想した人はなかなかの映画通かもしれません。絶対泣いてしまうとわかっているベタベタな展開でも、ついついのめり込んでしまいますから映画はやめられませんね。

(藤井弘美+プレスラボ)
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藤井弘美+プレスラボ

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