ヒトメボ

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「私ってサバサバしてるってよく言われるんだよね~」

 いつの頃からか女子のカテゴリーに定着した感のある、「サバサバ女子」。なんとなく仕事ができそう、なんとなく男に媚びなそう、なんとなく『ショムニ』の江角マキコ。筆者はそんなイメージを思い浮かべてしまいますが、世間の男性は「サバサバ女子」に対してどんな印象を持っているのでしょうか? そこで、「サバサバ女子」に一家言あるという一般人男性3名に「サバサバ女子」について語ってもらいました。

【座談会メンバー】

Tさん(広告代理店勤務・32才)…サバサバ女子はそんなに嫌いじゃない。

Mさん(ゲーム会社勤務・34才)…サバサバ女子との恋愛経験豊富。

Kさん(IT会社勤務・28才)…サバサバ女子はちょっと苦手。

サバサバ女子は3パターンいる!?

―「サバサバ女子」と聞いてイメージする女性像は?

Kさん「まっ先に思い浮かぶのは、キャリアウーマンでタイトスカートを履いている感じ。『ショムニ』の江角マキコさんみたいな。部活出身で体育会系の女性に多いような気もします。あと、なんとなく『実は女子校出身』なイメージ」

Mさん「『サバサバ女子』って実際には3パターンくらいいませんか? まず、①仕事もプライベートもサバサバなタイプ。これがKさんや皆の思い描くサバサバ女子のイメージ。あと、②仕事中はサバサバだけど、恋愛では女子な一面を見せるタイプ。それと、③がさつなだけで男に興味がないことをサバサバと勘違いしているタイプ。③はサバサバ女子ではなく『干物女』に近いですね」

Kさん「あ~、そうですね」

Tさん「①は想像の中だけで、今までほとんど会ったことはないですね。サバサバしてるな~と第一印象で思っても、実際には②がほとんど」

サバサバ女子はデレやすい!?

―なるほど。大きく3パターンに分かれるんですね。では、実際に多いという②の「サバサバ女子」の特徴は?

Mさん「仕事ではテキパキしててデキる風なんだけど、プライベートでお酒を飲んだりふたりきりになると、ちょっとデレたり甘えたりする一面をたまに見せる。で、実は恋愛経験が少なくて、わりと男の言うことに従順。ずるずる泊まってしまって次の日は会社に遅刻する…みたいな。完璧なように見えて、意外とそうでもない」

Kさん「僕はこのタイプちょっと苦手で…。前の職場にすごく仕事ができてサバサバしたタイプの女性上司がいたんですけど、お酒を飲むと口調が突然女になるんです。よく言えば優しくなる感じ? 語尾が上がる喋り方がなんだか男に媚びてるみたいで。ふだんはキツイだけにこっちは対応に困っちゃうし、ちょっとガッカリした気分にもなりましたね」

「わかってるわよ」的発言に秘められた意味とは!?

―つまり、世間によくいる「サバサバ女子」は、実際にはサバサバしていない…ということ?

Mさん「おそらく、不器用な人が多いんじゃないかと思うんです。もともと器用じゃないからこそ、仕事の場では典型的なキャリアウーマンを思い描いて、それになりきってしまうんでしょうね」

Kさん「公私ともにしっかり者で場をしきるのが得意って思われている人もいますけど、もしかしてプライベートでもなりきってるだけ?」

Mさん「たぶんそう、人前では。でも実際は不器用だから、ときどき素が出る。そういう子の部屋は、簡素でキレイなんだけど押入れがぐちゃぐちゃなことが多い(笑)」

Tさん「恋愛面でいうと、『女は、男は、こうでなければいけない!』というような恋愛観を持っているような気もしますよね。『セックスのあとは必ず腕枕』とか。頭のなかに古い恋愛本にあるような恋愛テンプレートがあって、形から入るというか、それをしてもらえないと不当に扱われてるんじゃないかと不安になったりしてそう。恋愛ではサバサバじゃなくて、けっこうウェット。個人的な印象ですが(笑)」

Mさん「それ、合ってると思います! で、今日は腕枕してもらえなさそう…と察知すると、前もって『男ってセックスのあとたばこ吸いたくなるもんね』のような、『わかってるわよ』的な発言で予防線を張るんですよ。言い換えれば気が利くというか、それが可愛くもあるんですが」

Kさん「体育会系なところもあるから、決められたマニュアルとかメニューに従う…っていう真面目な面もあるのかもしれないですね」

意外とモテモテなサバサバ女子!

―では、こうした「サバサバ女子」は恋愛対象としてアリ・ナシ?

Mさん「僕はアリ。恋愛経験が少なくて男に免疫がないから実は口説きやすい(笑)」

Tさん「僕も嫌いじゃないですね。一見、デキる風の女を『俺の前でデレさせたぜ!』っていう瞬間って、ちょっとした快感だったりもします」

Kさん「僕はナシ。基本的にオンもオフも甘えてくるようなタイプが好きです」

Mさん「でも、ときどき『しまった! 地雷踏んだ!』と思うことも…。2回目のデートで『私たちってどういう関係?』って聞いてきたり、結婚前提で話を展開しはじめたり」

Kさん 「本人は素なんでしょうけどね。普段サバサバに見えてるだけに、デレへのふり幅がほかの女の子より大きいんですよ。きっと」

Tさん「そうそう。だから、相手(男)のペースを考えずに自分のテンプレで恋愛を進めようと急がれると、そのテンションにこっちが引いちゃうことはありますね。それも、一見サバサバに見える女子によくある恋愛傾向かもしれません」

―「サバサバ女子」の男ウケは両極端のようですね。さて、女性読者にとってここで気になるのが「自分はサバサバ女子」なのかどうか。そこで座談会の話を元にチェックリストを作ってみました。当てはまる数が多いほど、「サバ女子度」が高いかも!?

サバサバ女子チェックリスト

□体育会系の部活出身(さらに女子校)

□仕事がデキる、しきるのが得意(と言われていると思う)

□セックスのあとに腕枕がないと不安になる

□なにごとも形から入る

□実は恋愛経験や男性経験が少ない

□部屋はキレイだが押入れが汚い

 「そんなことない!」、「全然わかってない」という女子の(怒りの?)声も聞こえてきそうな気もしますが、「…あ、当たってる」と図星を突かれた人もいるのではないでしょうか? 皆さんの周りにサバサバ女子はいますか?

(坂井あやの/verb)
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ライター

坂井あやの

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