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2015.11.16
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2015.11.16
離婚が珍しくなくなってきた昨今、気になっている異性が離婚を経験した「バツアリさん」ということも少なくありません。そんなとき、結婚も離婚も経験したことのない人は、もし不用意に「NGワード」を言ってしまったらどうしよう、と心配になることもあります。
今回、お話を聞いたのは『三度の離婚より結婚が好き』(スタンダード出版)の著者で、タイトルのとおり3回の離婚を経験し、現在は結婚・離婚アドバイザーとして活躍するhirokoさんです。まずは、言われて傷つくNGワードから。
「離婚していることを伝えたとき、こういう反応をされることもあります。ですが、これからの人生をよくしようと思って離婚したのですから、悪いことと言われてしまうと悲しいですね」(hirokoさん)
謝っているつもりでも、相手を悲しませてしまうことがあるようです。
「再婚を考えているとき、次に進もうとする気持ちを否定されているようで傷つきます。離婚しても人生は続いているので、前向きになったらぜひ応援してほしいですね」(同)
冗談のつもりでも、今後の人生を否定するようなことは言ってはいけませんよね。
「ワードではないのですが、興味本位で離婚についてアレコレ聞いてしまうのはNG。バツアリさんは繊細で傷つきやすい心の状態ですので、信頼した相手にしか話したくないものです。バツアリさんが『いろいろありまして……』などと、やんわり話を終わらせるときは、それ以上触れないのがやさしさです」(同)
好きな相手だと、つい離婚理由を知りたくなってしまいますが、hirokoさんも「本気の交際になれば、おのずとバツアリさんのほうから理由を打ち明けるはずですよ」と言うように、まずは相手との信頼関係を作るところからですね。
反対に、バツアリさんたちが惚れてしまうOKワードはどんなものでしょうか?
「幸せになるために離婚を選択する人が大半ですので、こう言ってもらえるとうれしいですね。女性ならキレイになった、男性なら渋みが増した、なども喜ばれると思います」(同)
離婚がひと段落している相手になら、新しい人生を祝福する言葉になりますね。
「離婚は本当にたくさんのエネルギーが必要です。それをねぎらってくれたり、乗り越えたことを認めてくれる言葉はうれしいです」(同)
離婚について感想や意見を言う必要はなく、こういった共感の言葉がバツアリさんにとってうれしいんですね。
「離婚した理由を伝えたときに理解を示してくれるのはとてもうれしいこと。離婚するとどうしても自分自身を否定された気がして、自信をなくしてしまうものです。自分を肯定してくれる相手はとても心強いですね」(同)
相手との関係が深まり、離婚理由を話してくれたときには理解する姿勢で聞きたいですね。
「再婚を考えている相手にこう言われたら本当にうれしいと思います。離婚は仕方なかったことでも、周囲の人たちも巻き込むことですし、やはり『やっちゃったな』と思っているバツアリさんも多い。離婚自体を前向きに認めてくれると、次の結婚にも希望が持てると思いますよ」(同)
hirokoさんも「離婚経験者として見られているのではなく、離婚を経た今の自分を見てくれていると感じる」と言うように、離婚を「よかった」ことと捉える気持ちはうれしいようです。もし、バツアリさんと結婚を考えているなら、この言葉で自分の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
「離婚の事情は本当に人それぞれなので、OKワードの正解も人それぞれです。ですが、私は人より多く離婚と結婚をしてきましたが、毎回、幸せの追求の結果なんです」というhirokoさんの経験を元に、再婚に前向きなバツアリさんたちの気持ちを教えていただきました。「大切なのは、相手との信頼関係」とも。もし、あなたの恋愛相手がバツアリさんだったら、このことに気をつけて2人で幸せになってくださいね。
(田中結/プレスラボ)初出 2013/7/28
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