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2016.01.18
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2016.01.18
いろいろな恋を疑似体験できる少女漫画。その中には、自分の恋愛観に影響を与えた作品もあるのではないでしょうか? 20代の女性たちに「影響を受けた少女漫画」を聞き、特に人気だったものをご紹介いたします。
頭脳明晰な美少年の入江直樹に一目ぼれするも振られてしまった相原琴子が、入江家に居候することになり…。集英社の別冊マーガレットで1990年から連載開始。全23巻(未完)。
「入江くんみたいな人と付き合いたかった…」(山梨・26歳)
漫画に出てくるキャラにハマってしまうと、それが自分の好みのタイプになってしまいますよね。現実にはあまりいないものですが…。
創立されたばかりの高校の生徒会を舞台に、冴島翠と須藤晃などを中心とした恋物語。集英社のりぼんで1991年から連載開始。全8巻。
「あんな学園生活を送りたくて、生徒会に入りたいと思っていた」(千葉・27歳)
「サブキャラのまみりんが好きだった。私も片思いをしていて諦めそうになったけど、まみりんの『4年くらい耐えなさいよ!』というセリフで渇を入れられた」(東京・29歳)
青春時代には、漫画のキャラクターに憧れて生徒会や部活に入ったりすることもありましたね…。
小学6年生で人気子役の倉田紗南と、クラスの問題児の羽山秋人を中心とした学園コメディ。集英社のりぼんで1994年から連載開始。全10巻
「受験のプレッシャーでイライラしていたときに羽山みたいに夜中走り続けたことがあった。あと、さなちゃんみたいに明るく元気に振る舞えばモテると思っていた。実際モテた」(栃木・27歳)
今思えば、なんて大人びた小学生たちだったのでしょうか。濃いキャラぞろいで、恋愛だけでなく人間ドラマも学びました。
服飾デザイナーを目指す高校1年生の幸田実果子と、隣のマンションに住む山口ツトムなどの恋愛模様を描く。集英社のりぼんで1995年から連載開始。全7巻。
「素直になれば好きな人ともうまくいく!と思った。あと、夢に向かっている人に魅力を感じた」(北海道・25歳)
矢沢あいの描くおしゃれなファッションや世界観も人気でしたよね。
高校生の島田響と、教師の伊藤貢作の恋愛模様を描く。集英社の別冊マーガレットで1996年から連載開始。全20巻。
「歳の差のある恋愛に影響されたのか、彼氏に包容力を求める。彼氏に限らず男性のスーツ姿が好き」(山梨・21歳)
生徒と先生の禁断の恋ですが、大人の男性の魅力はたまりませんよね。そんな大人が、やきもちを焼いたりする姿がまた…。
大阪の高校生、小泉リサ(身長172cm)と大谷敦士(身長156.2cm)のラブコメ。集英社の別冊マーガレットで2001年から連載開始。全17巻。
「当時(中学生?)自分も背が高くて、なかなか自分なんか好きな人から好きになってもらえないと思っていたけど勇気をもらったな~」(熊本・25歳)
コンプレックス女子たちに勇気を与えた作品。お互いのコンプレックスを堂々と指摘しあう夫婦漫才のような関係にも憧れます。
高校のクラスメイト矢野元晴に惹かれていく高橋七美。でも彼には死別した恋人がいて…。小学館のベツコミで2002年から連載開始。全16巻。
「こんな恋愛がしたいな~と常々思っていた。彼氏ができたとき、いつも『この人は私にとってプラスマイナスだとプラスの人かな?』と見極めていた(笑)。今思うと影響されすぎ」(東京・26歳)
恋愛の苦しさをうまく描いた作品。これを読破すると、自分の恋愛観もレベルアップした気になったものです。
心臓病で20歳までしか生きられない垣野内逞と、主治医の娘の種田繭の初恋物語。小学館の少女コミックで2005年から連載開始。全12巻。
「『自分じゃ一緒にいても幸せにできないから』という理由で別れなければいけないのが悲しすぎ。これを読んだ小学生のころ、当時好きだった男子が不治の病にかかったら…という妄想をしていた」(埼玉・22歳)
好きな人の幸せを第一に考える、という本当の愛を考えさせられますね。でも、このすれ違いがもどかしい!
成績優秀だけどちょっと変人な高校生の枢木ゆにと、イケメンな臨時英語教師、櫻井ハルカのラブコメ。講談社の別冊フレンドで2008年から連載開始。全10巻。
「ちょっと不思議ちゃんのほうがモテると思って、好きな人の前で天然ぶった発言をしたりしてた」(宮城・21歳)
作品にハマりすぎて主人公のマネをしてしまい、恥ずかしい黒歴史になることも…。
ちょっと背伸びした恋愛疑似体験ができる少女漫画で、女子たちは恋愛スキルを磨いているのかもしれませんね。自分がハマった少女漫画を振り返ってみると、恋愛観のルーツが分かるかも?
(田中結/プレスラボ)初出 2013/7/2
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