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 子どもの頃の予防接種では必ず何人か大泣きや逃走をしていたものですよね。さて、自らの体に針を刺されるあの時間……、なかなか好きだという人はいないと思いますが、大人になった今はどのようにお過ごしでしょうか? そこで、100人に聞いてみました。

Q. 注射を打たれるとき、どこを見ていますか?

 結果は…

注射器の針のあたり…37人

目を閉じてる…10人

注射器の筒のあたり…6人

お医者さんや看護師さん…4人

そのほか…43人

 主役である「注射器」を見ている人は約4割。とはいえ、針と筒では「針」を見ている人が圧倒的に多くなっています。また、最も多い回答は「そのほか」という結果になってしまいましたが、一体どうしているのでしょうか。それぞれ理由を聞いてみました。

注射器の針のあたりを見る人

「どのタイミングで注射針を入れるのかを確認して、痛みのタイミングをみています」(岐阜・35歳男性)

「注射針の刺さる瞬間が怖いので本当は見ないほうがいいかなと思いながらも好奇心でつい見てしまう。いざ針が刺さると結局そこまで痛く感じるわけではなく、想像よりも痛いのではないかと思うこと自体が恐怖になっていると気がついたので、敢えて刺さる瞬間を見て注射針はそんなに痛くないと印象づける意味でも見ている」(兵庫・22歳女性)

「自分も刺す側なので、他の人の刺し方や角度が気になるので手技をしっかり見ています」(茨城・31歳女性)

「入るところを見ていないと、心の準備ができなくて怖いです。早く痛くない針が普及してほしい」(東京・41歳女性)

ほか33人

 針のあたりを見ると回答した37人のうち、20人は「お医者さんや看護師さんが失敗しないか確認したい」といったことを述べていました。これは大人になったからこその観点かもしれませんね。次いで「心の準備をしたい」が9人、「針が刺さる様子が興味深いから」が4人でした。

目を閉じてる人

「痛がりのため、注射やお医者さんを怖くて見ることができないため、目をつぶって痛みに耐えます」(東京・41歳男性)

「注射は苦手なので、横を向いて目を閉じています。とにかく注射器も針も見るのは嫌です」(神奈川・41歳女性)

「注射は死ぬほど怖いので、目をつぶって終わるのをじっくりまってます」(東京・40歳男性)

「本当に嫌いだから。自分に針が刺さっているのなんて見たくもない」(千葉・44歳女性)

ほか6人

 想像してしまうので痛みが増してしまいそうな気もしますが……。結果的にどれくらいの痛みを感じ耐えているかは分からないものの、いちばん注射を怖がっている行為だとは言えそうです。ところで、目はどのタイミングで閉じるものなのでしょうか?

注射器の筒のあたりを見る人

「痛いのは嫌なので針が刺さる瞬間は見ません。しかし、あとはずっと筒を見ています。液がどのくらいあるのか、血液がどのくらいたまったかを見ています」(福岡・41歳女性)

「血が抜かれて行く様子を見ている。とくに見るところがないから」(神奈川・25歳女性)

「針を刺されてからあとどれくらいで注入が終わるかつい見てしまう」(東京・59歳女性)

「何処を見ていれば良いのかわからないので、とりあえず筒の辺りを見ています」(宮城・26歳女性)

ほか2人

 筒を見る6人には「痛いのは嫌」と言う人はいても、注射が「怖い」と言っている人はいませんでした。筒を見るのは終わりを知りたいから。それも、心の準備のためというわけではなく、ただ手持ちぶさただからといった観があります。ちなみに全員女性です。

お医者さんや看護師さんを見る人

「お医者さんや看護師さんをみて気をまぎわらします。あまり患部は見ないようにしている」(大阪・36歳男性)

「とにかく怖いから医者や看護師さんの顔をずっと見て安心するようにする」(兵庫・26歳女性)

「あまり注射に集中してしまったり力が入らないように気をつける」(千葉・20歳女性)

「お医者さんや看護婦さんの顔を見ていれば、相手も気をつけてしてくださるような気持ちになるから」(北海道・68歳男性)

 こちらは4人と少数派でした。「安心する」はともかく、見ると「注射がうまく行く」という考え方は他の選択肢の回答者には見られないちょっと独特なものです。お医者さんや看護師さんはどこを見てもらっているとやりやすいのでしょうか。

そのほか

「注射針をできるだけ見ないように、注射場所から100°くらい横を向いて床を見ている」(神奈川・17歳女性)

「注射器は怖いので、絶対見ることはなく、医師も看護師も見てしまうと緊張しているのがばれるので必死に自分の足元を見ています」(三重・32歳女性)

「壁をみています。注射器のあたりは絶対にみたくないです。いつも笑われます」(北海道・36歳女性)

「壁に貼ってあるものを見ていたり、時計を見てたりします。小さい頃は好奇心で針が刺さってるのをしっかり見てましたが、今は逆に怖くて見ていられません」(富山・44歳女性)

「注射は大嫌いなので終わるまで何時も天井を見て意識を逸らしています」(神奈川・57歳男性)

「いい歳して注射が大嫌いなので、顔を背けて後ろを向いています」(石川・27歳女性)

ほか37人

 「そのほか」と答えた43人中最も多い9人が挙げていたのは、「床」や「足元」。次に「壁」が8人、「後ろ」が4人、「天井」「横」が2人ずつでした。ほかに「反対の腕」、「外の景色」、「どこか遠く」「空中」を見ているという人も。今度注射を受けるとき、どこを見るか迷ったら参考にしてみてください。

 どこを見るか? を問うアンケートでしたが、100人中44人は注射について「嫌い」「苦手」「怖い」とコメントを付けてくれました。大人だって痛いものは痛いし、怖いものは怖い! 痛みとの向き合い方を見つけ出し我慢をしているだけなんですね。あなたは注射のとき、どこを見ていますか?

調査方法:(株)ウィルゲート提供の「サグーワークス」モニター100名に対してアンケート

(ヒトメボ編集部&サグーワークス)
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