ヒトメボ

恋愛セラピスト

ルーク平野

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読了時間:約4分

 付き合ってしばらく経ったカップルにマンネリはつきもの。ただ、それに慣れて過ごしていると、知らないうちに相手はすっかり冷めていて、浮気していたり、次の恋人探しを始めていたりすることも少なくありません。そんな最悪の事態に陥る前に、相手の心が離れていないか確かめられたらいいのですが……。恋愛セラピストのルーク平野さんにお話を伺いました。

付き合い始めて半年~1年くらい経った後が危ない!?

「別れのシグナルは、付き合い始めてから半年~1年くらい経った頃からその後1年くらいの“抗争期”に出やすいです。付き合い始めは相手と自分の価値観の違いに新鮮さを感じるのですが、次第に自分との価値観の不一致に嫌気を感じるようになるのがこの時期なんですね。抗争期は男女とも“相手のことを理解しようとする気持ち”より“自分のことを理解してほしい”という気持ちが先行してしまいがち。だから、不満や気持ちのズレが生じ、結果、別れることになるのです」(ルークさん)

 しかし、この時期を乗り越えれば安定期に入り、再び充実した関係になれるのだとか。具体的には、こんなシグナルがあるそう。

3つの危険なシグナル

1.連絡の頻度が圧倒的に減る

2.会ったときの言葉数が少なくなる

3.デート中楽しそうなそぶりを見せない 

「これらが危険なシグナルです。男女共に同じですが、男性は“忙しいのかな”、“今は機嫌が悪いのかな”、と感じる程度で、それが別れのシグナルだと感じとれないもの。女性はそもそも、相手の表情から、感情を読み取る能力が男性に比べて、10倍発達していると言われています。基本的には男性の微妙な変化にも敏感。彼の心変わりや不満のシグナルが分かるぶん、男性に対しても言わなくても察して欲しい、理解して欲しいという気持ちが強いんです。そのため不満を感じても彼に何も言わずに、気持ちのズレから別の男性と関係を持って別れるパターンが多いです。男性はマンネリを感じて浮気をしても、本命は彼女と思っていることがほとんどですが、女性の場合は一度他の男性と関係を持つ頃には、本気になっているため、関係の修復は難しいんです」(同)

 言わなくても分かって欲しいのが女性。言ってくれなきゃ分からないのが男性。この溝は何とかならないものでしょうか……。

あえてケンカしよう!

「この時期はケンカしてしまうのも手ですね。女性は察して欲しいと思う気持ちを抑えて、不満を相手に正直に言ったほうがベター。ケンカというのはお互いを分かり合うための1つの大切なツール。彼は自分のことを分かってくれないと不満も言わずに諦めるのではなく、“男性は言わなきゃ分からない生き物だ”ということを頭に入れておきましょう。逆に男性は言われれば、しっかり反省して態度を改めるものなので、不満はためずに伝えましょうね」

 そもそも男女の感覚や考え方にズレがあることを理解していれば、ケンカしても関係は修復できそう。でも、できることなら“別れのシグナル”の発信は未然に防ぎたいもの。そのためにはどんな付き合いを心がければいいでしょうか?

安定と変化の比率を8:2くらいに!

「意識して欲しいのは、安定と変化のバランスです。抗争期になると、一通りデートらしいデートは経験してしまっているから、いつものコース、というのができてしまっているもの。そうなると、『何だか物足りない』と感じるようになるのが人間の心情。たまにはいつもと違うレストランに行ってみるとか、ちょっとした旅行に出かけるとか、ときどきデートに変化を盛り込むだけで、また新鮮な気持ちで恋愛を楽しめるようになるのです。ただ、あまりにいつも刺激的なことばかりすると疲れてしまいますから、安定と変化の比率を8:2くらいにするといいでしょう」(同)

 安定だけでもダメ、変化だけでもダメ。絶妙なバランスで恋愛は成り立っているんですね……。ときにはケンカしてでもお互いの気持ちを伝え合うことを心がけ、危険なマンネリ期間を乗り越えてしまいましょう!

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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