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2015.10.29
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星占いやおみくじによく書かれているラッキーナンバー。勝負事や恋愛でゲン担ぎに意識している人も多いのでは? 幸運を呼ぶ数字と言えば、日本では7(ラッキーセブン)や8(末広がり)などが有名ですが、海外にも同じようにラッキーナンバーは存在するようです。さて、日本とはどう違うのでしょうか?
これはキリスト教の教えが関係していて、キリストが世界を作り上げた7日目を神聖な日としたことが由来となっているそう。アメリカに限らず、キリスト教圏では共通のラッキーナンバーとなっているようです。13は、「キリストが十字架にかかって死んだのが13日の金曜日だったから」という説や、「最後の晩餐の出席者が13人だった」などの説もあります。獣やサタンを意味する6も不吉な数字とされています。
サッカーの試合結果を予想する賭け「トトカルチョ」の1等が13(=13試合すべて当てる)なので、それに掛けて(賭けて?)ラッキーナンバーとして好まれているそうです。また、不吉な数字とされる17は、ローマ数字で表すと「XVII」 。これを並べ替えると「VIXI」(私は生きた)という意味になり、つまり「私は死んでいる」とも解釈できるためだそう。
諸説ある中でも「陰陽五行説の 5 と東西南北の 4 を足すと 9 になり、 森羅万象すべてを網羅できるから」という由来が有力のよう。同じ理由で、五行説の5も縁起のいい数字と言われています。余談ですが、ベトナムやタイで有名な「333ビール」(バーバーバービール)も数字を足すと9になり「幸せを呼ぶビール」と言われることもあるとか! アンラッキーの3は、「三人がおなじひとつの火でタバコに火をつけると、そのうちのひとりが不幸に遭う」という迷信から。7は漢越語で表すと that となり、同じく「失」(失う)もthatと表記がかぶるため避けられているそう。
9はタイ語で「ガウ」、歩という意味の「ガーウ」と発音が近いことから、「進歩」など縁起のいい意味を連想させる数字となったとか。同じような意味で、6は「ホック」と発音し、これが「つまずく」という言葉の発音と近いことからあまり歓迎されない数字となっているそう。
広東語で8は「バァー」と発音し、これが発展や富を意味する「発」(ファー)と発音が似ているから…だそう。中国人の8へのこだわりは日本人を上回るほどで、ビルの竣工式やお祝いごとは8のつく日に行ったり、8や8がゾロ目の車のナンバープレートが高値で売買されるほどなんだとか。また、中国では9は最高位の数字で、その発音が「永遠」を意味する「久」の発音 Cuu と同じで、その昔は皇帝だけが使うことを許される数字だったそう。4は日本と同じく、「死」を連想させることから不吉な数字とされています。
宗教の教えが関係していたり、言葉の発音と意味を絡めていたり、国によってラッキーナンバーの由来は様々。なんだかそのお国柄が反映されているようにも思えますね。皆さんのラッキーナンバーと同じ国はありましたか? ゲン担ぎにその国の料理を食べに出かけてみるのもいいかもしれませんね。
(坂井あやの/verb)初出 2013/6/13
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