ヒトメボ

エクストリーム出社提唱者

日本エクストリーム出社協会

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 男女が出会いを求める合コン、漠然と夜に行うものだと思っている方は多いのではないでしょうか? 朝に行う「朝コン」には従来の合コンとは異なるさまざまなメリットがあるそうです。早朝からアクティビティをこなしたのち定時までに出社する「エクストリーム出社」の提唱者、エクストリーム出社協会の天谷窓大さんと椎名隆彦さんにお話を聞いてみました。

 まず、朝コンにはどんな人が参加するのでしょうか?

「出社前の会社員の方が多いです。なかには、自営業やフリーランスの方もいますよ。前提として、『朝6時半や7時に遅刻することなく合コンに来られる人』です。きちんと早起きができる人なんだというだけで誠実さが醸し出されませんか? さらに、『朝の合コンという異色のイベントを楽しみたい』という共通の価値観を持った人と出会える機会でもあるのです。朝コンに参加する(できる)というだけで、かなりふるいにかけられていると言うこともできるでしょう」(天谷さん)

 なるほど、参加している人に対する安心感が朝コンにはあるのですね。他にはどんなメリットがあるのでしょうか?

ベストコンディションで臨める!

「朝コンの後は皆仕事に行きますので、お酒を飲むことはありません。しらふの状態で話せますので、お酒の勢いでの過ちなどはありません(笑)!」(天谷さん)

「お酒を飲んだ状態ではその人の本質を見極めるのは難しいものです。そうした意味で、人間性を重視して異性を選びたいと思っている方が集まってきているといえるでしょう」(椎名さん)

 お酒を飲まないというのは一般的な合コンと大きな違いですね! お酒の力を借りずに話すのは心許ない気もしますが、明くる日に何を話したか覚えていないなんてこともなさそうですし、酔った顔も見られないで済みそうです。

「そうなんです。朝は、女性であればお化粧・洋服の乱れもなくバッチリした容姿で参加できます。男性も、髭の生え具合や匂いなども気にせずにいられるので、異性の目を過度に気にせずに済みますね」(椎名さん)

 頭の中も見た目もベストコンディションで臨めるということですね。とはいえ、朝の時間を有効に活用しているものの、延々と飲み続けられる夜の合コンとは異なり時間が限られています。そのあたりの満足度はいかがなのでしょうか?

次回のデートにつなげやすい!

「時間が限られていることも朝コンの魅力の一つなんです。最初の出会いですべてを知ってしまっては恋は燃え上がりにくいでしょう。『もうちょっと一緒にいたかったな』『素敵な人だな、もっと話したいな』と思うくらいの時間で、朝コンは終了します。名残惜しさを残すことで、相手のことが気になる気持ちが高まり、次回のデートへつなげていくことができるのです」(天谷さん)

 確かに、ちょうど興味が湧いてきた頃合いだと後ろ髪を引かれてしまいます。初対面でズルズルと飲み会をするよりも、爽やかな朝の1時間半程度で終わった方が「また会いたいな!」と思うのかもしれませんね。がんばって早起きする価値がありそうですね。

「実は私も朝は苦手なんです(笑)。しかし、朝コンだけでなくエクストリーム出社全般でいえることですが、朝を有効に活用すると達成感を持って一日を迎えられます。会社と家の往復で出会いがない……という嘆きをよく聞きますが、そんな方は朝の時間を上手に活用するとよいかもしれません」(椎名さん)

「仕事が終わってぐったりした状態で会うよりも、朝のすっきりした頭で活動したほうが、出会いや会話を前向きに楽しむことができます。夜の合コンでは出逢えなかったような異性と出会いえる可能性も秘めていると思いますよ!」(天谷さん)

 朝コンの後は健全に出社するため、お持ち帰りはなし! 安心・安全な出会いの場といえそう。朝の貴重な時間を有効に活用して、爽やかに楽しみつつ、素敵な異性と出会う。まさに早起きは三文の徳だと実感できそうです。

(香川とも/コンセプト21)
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ライター

香川とも

コンセプト21

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