ヒトメボ

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 先日、彼女とデートで食事中に飛び出した、呪文のようなフレーズ。

「先生のアトリエでやってるテキスタイルのワークショップに参加したんだけど、トークセッションがスノッブでもう×△◎…」

 何となくおしゃれな響きだけど筆者の頭の中は「?」だらけに…。こんなとき、なんだか引け目を感じてしまいますよね。そこで、これらのおしゃれ単語の意味を調べてみました。

アトリエ

:画家、工芸家、彫刻家などの、仕事場や画室、スタジオのこと。

テキスタイル

:織物・染物・編物・布地のこと。

ワークショップ

体験型講座。ものづくり講座や音楽、演劇などの「1日体験教室」などでもこの呼称を使われることがある。

トークセッション

:話し合いのための集まり。会合。討論集会。そのテーマの有識者やプロを招いてゲスト同志で議論したり、参加者(観客)を交えて討論するケースもある。ワークショップや展示会のワンコーナーで催されることも。

スノッブ

:知識・教養をひけらかす見栄張りの気取り屋。上位の者に取り入り、下の者を見下す嫌味な人物。

 なるほどー。つまり、

「先生の仕事場で染物を1日体験した。話し合いコーナーで皆が気取っているので憤慨した」

 ということだったんですね。昔、カルチャー教室から帰ってきた母が同じように愚痴っていたのを思い出しました。

 そしてこちらは、とあるカフェで隣の席から聞こえてきた女子の会話…。

「レセプション準備で超ー忙しくってぇ、客用にデリやってるバルにケータリングお願いしたら×△◎…」

 いや、デリってそんな意味じゃないはず。おしゃれ女子がそんな会話するわけないですよね。さっそく調べてみることに…。

レセプション

:公式の宴会。歓迎会。招待会。ホテルやサロンの受付の意味でも使われる。

バル

:「BAR」のスペイン語読み。スペイン料理を主体とした軽食喫茶店、酒場のこと。

ケータリング

:ピザなどの料理を家庭に配達すること。また、パーティーやイベントなどに出張し、客の要望に応じて料理を提供するほか、会場の設営・演出なども引き受けるサービス。

デリ

:ドイツ語で「美味しいもの」を意味するデリカテッセの複数形であるデリカテッセンの略語。調理ずみの食べ物製品を販売している店。転じて、日本では惣菜の意で使われていることが多い。

 ふむふむ。つまり、

「宴会の準備で忙しい。居酒屋さんに惣菜の配達をお願いした」

 筆者も昨日、お弁当を宅配してもらいました。もし同僚に「昨日の夜何食べた?」と聞かれたら、「デリをケータリングした」と答えてもいいですよね。さて、今度の週末はDIYでもしようかな?

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

verb

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