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2016.04.17
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恋人と対等な関係を築きたいと思う女性がいる一方で、周囲から不釣り合いに見られたり、自分が劣位になったりするほど「無理め」な相手を好きになる人もいます。彼女たちが傍目にはリスクの高そうな恋をするのはなぜなのでしょうか。ヒトメボの女性読者に、「無理めな男性との恋愛が好きな理由」について聞いてみました。
「モテる男性と付き合うと、ライバルが多く心配が絶えなくて大変。だけど、その不安やハラハラドキドキ感がスパイスになって、結果恋心を長続きさせている気がする」(東京・28歳女性)
安心しすぎると、マンネリに陥ってしまうこともありそうですね。いつも気を抜かずに努力し続ける姿を見るのは彼にとっても嬉しいことかもしれません。
「自分に自信がないから、一般的に良いと言われる男性といることで、価値のある自分で居られるような気になる」(神奈川・31歳女性)
良い男性に選ばれた自分にも何か価値がある。たしかにそうかもしれませんが、そもそも良い男性に選ばれる自信がなければ難しい気もします……。
「口ではきれいなこと言っても、どう見てもダメな人と付き合ってたら女子の間では陰で何を言われるか分からない。少しでも自分より上の男を見つけないとダメ。そうしなくて済むのは一部のエリート女だけ」(愛知・29歳女性)
恐るべし女子社会! 堂々と「誰が何と言おうと私にはこの人」なんて言えるのは、もしかして少数派なのでしょうか。
「自分には分かりやすいスペックだとか容姿の良さがないから周りには無理め狙いに思われるんだろうけど、実は無理って思ってない。顔や稼ぎがいいくらいの男なら付き合ってさえしまえば離れられなくする自信はある」(東京・32歳女性)
恋人同士でスペック勝負しているわけではないですし、当の本人たちの価値感は真逆かもしれないですからね。分かりやすくモテそうな人ほどかえって落としやすかったり?
「単純に、ステイタスや地位のある男性は、頭が良くて経験が豊富。だから話が面白い。向上心もあり男らしいので、魅力があると思う」(東京・29歳女性)
対等な関係でも魅力のない人とは付き合えない。人間的魅力のある人だからこそ、たとえ釣り合っていなくても、その関係性ごと受け入れられるということでしょうか。
「追われる恋より追う恋が好き。それに、対等に付き合うよりも自分が三歩下がっていられる女でいたい」(東京・32歳女性)
そんな関係性が好きだけど、誰にでも三歩下がるというわけではない。相手にそう思えるだけの能力を求めるというわけですね。
「優秀な遺伝子を残したいから。子どもを産むなら、とびっきり優秀な人の子どもがほしい」(東京・26歳女性)
より優れた男性に惹かれるのは雌としての本能なのかもしれませんが、男性側は女性の遺伝子について特に気にしたりはしないのでしょうか?
「結婚はずっと続くことなので価値観の合う人、安心できる人がいいですが、恋愛では身の丈に合ってなくて捨てられてもいいから非日常や刺激を感じたい。逆にすごく貧乏なアーティストとかでもいい」(埼玉・25歳女性)
広い意味で、結婚が無理めな男性といったことでしょうか。独身時代にあんまりいろんな経験を重ねると、将来、夫となる人が少し気の毒な気もしますが。
たとえリスクがあって周囲に心配されようと、いつもハラハラドキドキのスリルを感じられたり、少しでも素敵な男性を自分の力で勝ち取る達成感や優越感があったり。無理めな人を好きになるということには、恋愛そのもののエッセンスがたくさん含まれているのかもしれませんね。
(桜まゆみ+プレスラボ)初出 2015/4/17
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