ヒトメボ

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 モテ要素の一つでもある方言。使うと男女問わず「かわいい!」なんて言われることもありますが、中には言葉の意味を知ると驚愕してしまうびっくり方言も。かわいく聞こえるけれど、実は意外な意味合いで使われている方言を集めました。

【ちょびちょび】

 一見、舌っ足らずでかわいく聞こえますが、「『ちょびちょび』は、対マンを張るときになどに『おまんちょびちょびしちょよ』などというように使う」(27歳・男性)のだとか。甲州弁で「調子に乗っている」や「ふざけている」などの意味合いで使われることもあるそう。知らない人は「ちょびちょび? かわいい!」なんて言ってしまいそうですが、けんかを売られていることに気付いてくださいね。

【おらぶ】

 宮崎県やその周辺などで使われることがある「おらぶ」という方言。一見、ラブラブな様子や、熱を上げている相手に使いそうにも感じますが、「叫ぶ」という意味だそう。「おラブ」なんて言われたら、つい鼻の下を伸ばしてしまいそうですが、愛とは何の関係もありません。

【チョケる】

 京都や大阪の一部地域などで使われている言葉。「調子に乗ったり、やってはいけないときにふざけたりする人を指す『いらんことしぃ』の代表のような人のこと」(26歳・女性)なのだとか。「デコる」や「メモる」のように、ちょっと英語っぽく聞こえるのは私だけでしょうか。

【わにわに】

 「地元の山梨で、ふざけたり走り回ったりしている相手に『わにわにしちょし!』と言う」(26歳・女性)というそうですが、標準語では「落ち着け!」という意味だそう。つい子どものころに遊んだもぐら叩きゲームの「ワニワニパニック」を思い出してしまいそうです。

【いらち】

 ひらがなにするとかわいく見えますが、漢字にすると「苛ち」。大阪やその近郊で「せっかちで気が短い人や、いつもイライラしやすい人に対して悪口や陰口のように言う」(26歳・女性)のだとか。見た目や字面だけで印象を決めるのはいけませんね。

 地元で使う分には問題なくても、出身が違う人の前では本来の意味が全く伝わらない可能性も。頭に血がのぼったときは暴言だけじゃなく方言が出てしまうこともありますが、どっちにしろ冷静になってから発言したいですね。

(山本莉会/プレスラボ)
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ライター

山本莉会

プレスラボ

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