ヒトメボ

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 いくら恋人同士とはいえ、お互い別の人間。同じ部屋で長い時間を過ごしたり、同棲を始めたりすれば、それぞれの習慣の違いからケンカになることもあります。とはいえ、その違いは傍から見てどっちでもいいようなことのほうが多いもの。ヒトメボ読者に「恋人とどうしても意見が合わない些細なこと」について聞いてみました。

「便座のフタ」 閉めるor 開けておく

「用を足すときに便座のフタをいちいち開けたり閉めたりするのが面倒。だから自分は開けっ放しにするのだが、遊びに来る彼女は『なんで閉めないの!』と怒っていた。こちらとしては『なんでいちいち閉めるの?』という思いで、ある日イラっとして『俺の家にケチつけるなら来るな!』と怒ったら、それ以降何も言わなくなった。ちょっときつく言い過ぎたと反省しているが、今でも彼女がトイレに入った後は、必ずフタが閉まっている」(東京・31歳男性)

 最後の一文に彼女の意地が垣間見えますね。開けておく理由が面倒というだけなら、閉めなければいけない理由を説明すればなんとかなること、のような気もします。

「寝るときの格好」 ハダカ or パジャマ

「彼氏と寝るとき、裸のままベタベタして寝たい派。だけど彼は、『それだと裸の貴重さが失われるからパジャマを着てほしい』と主張。毎回泊まるときに意見が合わずモメた。しかし時間が経つと、裸の貴重さについてはどうでも良くなったのか、『パジャマを着て』とは言わなくなった」(愛知・25歳女性)

 言わなくなったらなったで少し複雑ですね。男性の筆者からすると、「裸の大切さを失いたくない」という気持ちわかります。お風呂上がりにプラプラ裸で歩いてほしくないです。

「コップの用途」 分ける or 分けない

「同棲した彼女と、コップの使い方で意見が分かれた。彼女は、コーヒーとお茶で使うコップを分けたいという。そんな面倒なことをしたくない自分は、しばらく否定。しかし、それにより彼女はコーヒーやお茶を僕に入れてくれなくなったので、しぶしぶ譲歩して言う通りにしている」(東京・36歳男性)

 彼女が入れてくれるなら、そもそも「面倒」を理由に否定する必要もなかったのでは? 丸く収まったならそれでよかったですが。

「入浴剤」 入れる or 入れない

「私は入浴剤が好きなのだけど、彼は『体がヌメヌメするから嫌い』という。感覚的にヌメヌメするだけで汚いわけではないし、どちらかというとスベスベが正しい表現のはずなのだけど、彼はどうしても納得せず。結局、彼が来るときは入浴剤を使わないことにした」(山梨・29歳女性)

 ヌメヌメ(スベスベ)しない入浴剤もあるのではないかと思うのですが、ひとまず「入浴剤を使わなかったら私のスベスベ肌が味わえなくなるよ」といった説得はどうでしょうか。

「部屋にいるときの着信音」 ON or OFF

「2人で部屋にいるとき、LINEの着信音をONにしていたら彼女に怒られた。『部屋だからいいじゃん』といったが、彼女からすると、話しているときに着信音が鳴って邪魔されるので不快らしい。でも、こちらは音が鳴らないと大事なメッセージに気づかないので、譲らずケンカ。最終的には自分が折れた」(愛知・28歳男性)

 着信音どうこうではなく、自分の話よりLINEに熱中する彼の姿がイヤなのかもしれません。勝手な想像ですが。

「Tシャツの畳み方」 お店風 or くるくる

「同棲して2人の服を洗濯した。そしてTシャツをたたむと、彼が『ちょっと、そういうたたみ方はイヤ!』といってきた。私はお店で並んでるようなたたみ方なのだけど、彼はシワがつかないようクルクル丸めるやり方を実践。しばらく経って仕方なく譲歩したけど、そこから彼の細かさがどんどんヒートアップ。2カ月後に同棲を解消して別れた」(北海道・31歳女性)

 パンツや靴下のたたみ方にまで発展していったのでしょうか? さらにジーンズの洗い方やスニーカーの保存方法など、凝る人はとことん凝りますからね……。

「みかんの白い筋」 取る or 取らない

「みかんを食べるとき、僕は白いスジをとるのだが、彼女は『男らしくないからやめて』と怒ってきた。冗談と思って続けていたら、ずっと言い続けている。それでも、こんな小さなところまで言いなりになりたくないので、白いスジを取るのをやめない」(東京・33歳男性)

 相手の意見を受け入れない理由もさまざま。「こんな小さなところまで言いなりになりたくない」という一文を見る限り、この彼は普段からよっぽど辛い思いをしているのでしょう…。

「ただいま」 言う or 言わない

「同棲している彼が家に帰ってくると、私は『おかえり』という。対して彼は『ああ』とだけいって、『ただいま』を返してこない。それが不満で文句を言ったら、彼はキョトンとしていた。注意した次の日は『ただいま』と言うけど、日が経つとまた言わなくなる。ずっとこの繰り返し。それでも私は、彼が毎日『ただいま』を言うように指導し続けるつもり」(神奈川・28歳女性)

 「ただいま」くらい言えばいいのに…では、彼は「ああ」と言い続けるでしょう。言わない理由を探ると、驚くべき秘密が出てくるかもしれません。

 傍から見れば些細なことでも、当人達にとっては譲れない大事なことだったりします。これから先も仲良くやっていきたいカップルにはなかなか厄介なテーマですが、お互いが譲らないときの決めごとを作っておくといいかもしれないですね。

(有井太郎+プレスラボ)
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有井太郎+プレスラボ

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