0
0.0(0人が評価)
2016.02.16
0
0.0(0人が評価)
2016.02.16
漫画大国ニッポンでは、子どもから大人までが、家はもちろんマンガ喫茶や電車での移動中、病院や理髪店の待合室など、いたるところで漫画を読んでいます。今までまったく漫画を読んだことがないという人は滅多にいないですよね。そんな漫画には、楽しいだけではなく、ときとして衝撃や感銘を受ける、いつまでも忘れられない「名言」もまた多く存在します。100人に聞いてみました。
なんらかの漫画の名言が心に残っている人は、実に10人に7人! 当たり前のようにも感じますが、これって世界的にみたら結構すごいことなのかもしれません。では、その名言とは、いったいどんなものなのでしょうか?
「ワンピースのサンジの言葉で、『くそお世話になりました』です。男同士の熱い友情に涙しました」(大阪・34歳女性)
「銀河英雄伝説です。『それがどうした』という言葉。一番言い返せない言葉です」(大阪・35歳男性)
「ドラえもんの『人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。』という言葉が印象的です。ストレートではありますが、他の誰かが特別だからとやる前から諦めてしまうのは早いと、大人になった今でも深く考えさせられます」(茨城・27歳男性)
「ドラえもんの『どっちも、自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。』」(石川・39歳女性)
「ベルサイユのばら、フェルゼンとマリー・アントワネットの交わした指輪にある『いっさいがわたしを御身がもとへみちびく』という言葉。子供の頃にはわかりませんでしたが、こんなに深い永遠の愛の誓いは無いでしょう」(埼玉・47歳女性)
「ドラゴンボールのべジータのセリフ『がんばれカカロット…お前がナンバー1だ!!』常に相手を超えようと努力していた男がついに相手の実力や才能を認めた瞬間のべジータは言葉に表せないほどかっこいい」(大阪・31歳男性)
「タッチ『上杉達也は浅倉南を愛しています。世界中のだれよりも。』だったかな…。当時大好きな漫画でした。憧れのシーンでした」(福岡・44歳女性)
「っポイ! の『今より早い時なんてどこにもねーよ!!』というセリフ。今更遅いよ、などの嘆いたキャラに言った主人公の一言。時は常に流れているから過去を悔やむより、今をどう過ごすかを考えさせてくれた」(滋賀・35歳女性)
「宇宙兄弟のムッタが言っていた『本気の失敗には価値がある』です。この言葉で、色々挑戦しよう、失敗してもいいから本気でやろうと思いました。特に恋愛に対して」(埼玉・18歳男性)
「『北斗の拳』のラオウの死に際の『我が生涯に一片の悔いなし』です。あまりに潔くてかっこ良かったので、心に残っています」(広島・36歳女性)
「素晴らしい世界の『夢なんて手に入れたら、ただの現実だった』という言葉です。漫画家自身の思いが伝わった感じがしました」(東京・25歳女性)
「ジョジョの奇妙な冒険 第3部 空条承太郎の『てめーは俺を怒らせた』 いつもへらへらしていたけど、怒るときはしっかり自分の意見を主張しなくちゃと思いました」(東京・26歳女性)
「作品名『リアル』での『まだ見えぬ でも地続きの 俺の道』私の状況とよく似ていたので心に残っています」(愛知・30歳男性)
「『天使なんかじゃない』で、かっこつけてばっかりの滝川に晃が言った『相手の都合なんかかまってらんねぇくらい伝えたい気持ちねぇのかよ』とかいうセリフです。嫌われないように相手に気を遣ってばかりだと、自分の思いは伝わらないんだとハッとさせられました」(兵庫・35歳女性)
ほか多数
強く美しい言葉に胸を打たれたり、何気ない言葉にハッと気づかされたり。日本で大人も漫画を読むのは、大人の心に響くだけのものがそこに含まれているからでもあるんでしょうね。そして今回、70人中21人ともっとも多くの人が名言として挙げたのは、『SLAM DUNK』(井上雄彦/集英社)に登場する安西先生のあの言葉。
「スラムダンク『あきらめたらそこで試合終了ですよ』この言葉は、いつでもどんな場面にでも当てはまるので、いつも心の片隅に置いて奮い立たせているから」(福岡・29歳女性)
「『スラムダンク』の安西先生が三井に言った『あきらめたらそこで試合終了ですよ』が一番心に残ってる。本当にその通りだと思うし、自分の心が折れかけた時にはそれを思い出し頑張ってる」(埼玉・31歳女性)
「スラムダンクの安西先生の『あきらめたらそこで試合終了だよ』。負けていても諦めなければ勝てる可能性も残されるが、諦めたらそこで終わるから」(愛知・32歳男性)
「スラムダンクの『あきらめたらそこで試合終了ですよ』です。最初に読んだときは、『ああこれが有名なシーンか』くらいにしか思わなかったけれど、自分が人生経験を積むにつれてこの言葉の意味をより深く味わえるようになった」(北海道・27歳男性)
「バスケットボール漫画の『スラムダンク』の安西先生の言った『あきらめたらそこで試合終了だよ』というものです。人生においてどんな場面でもあてはまるので心に残っていますね」(富山・39歳男性)
ほか16人
安西先生のこの言葉は、いまもなお多くの人の心を奮い立たせているようです。ちなみに、「試合終了だよ」は中学生時代の三井に、「試合終了ですよ」は山王戦での桜木にかけたもの。皆さんがふだん思い浮かべるのはどちらのシーンですか? 今回のアンケートでは、「ですよ」が11人で、「だよ」は4人。残る6人は「です」「だ」など、そのほかの言葉でした。
人間は印象的なエピソードとともに見聞きしたことは決して忘れないそうです。ただの「いい言葉」ならすぐに忘れてしまいますが、漫画には心に強く訴えかける絵やストーリーがあるからこそ、より強い力を持ち、「名言」として心に残り続けるのかもしれないですね。あなたの座右の「漫画の名言」はなんですか?
調査方法:(株)ウィルゲート提供の「サグーワークス」モニター100名に対してアンケート
(ヒトメボ編集部&サグーワークス)初出 2015/2/4
0comments