ヒトメボ

スタイリスト

井口雅弘

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読了時間:約4分

 友人や知人の結婚に伴い、お呼ばれされた二次会パーティー。新郎新婦を祝うために華やかな格好で行きたいけれど、披露宴のようにフォーマルすぎると浮いてしまうし、だからといって普段着で行く訳にもいかず、どんなファッションをしたらいいか悩んでしまいませんか?

 男性はスーツやジャケットを着ていけば間違いなし、ということが多いようですが、問題は女性の服装。無難に無地のワンピースを着て行ったら、会場で何人も同じような格好になってしまったり、地味すぎる服装では自分のテンションも上がらなかったり…。そもそも、二次会とはいえマナーも意識しなければなりませんよね?

「二次会は披露宴ほど正式なルールはないものの、やはり『NGな服装』があります。まず、ウエディングでは『白』を着てはいけないのが常識。白は新婦の色なので、ゲストが同じように目立ってはいけません。また、オシャレなダイニングや立食パーティーでは、服の素材感にも注意。カジュアルすぎる綿素材の服は避け、サテンなど光沢感のある服を着た方が会場のイメージに似合います。また、靴はある程度ヒールのあるものを選んだ方が◎。ただし、ホテルやレストランなどフォーマルな会場ではつま先の見えるパンプスは避けましょう」(スタイリスト・井口雅弘さん)

 招待状に「平服で」と書かれていても、ある程度パーティー感は意識した方がよさそうですね。では、マナーを守った上でオシャレ感を出すには、どんなアイディアがあるのでしょうか? 女性のみなさんに、結婚式の二次会で「この人おしゃれ!」と感じた着こなしを聞いてみました。

【周囲と差別化をはかる!】

「シフォンのノースリーブトップスに黒のパンツを合わせた、大人のパーティースタイル。スカートの人が多い中、パンツスタイルでも女性らしさを上手に演出していて新鮮だった」(千葉・24歳)

「ドレスにロングの髪をそのままおろしている人。ほとんどの人がヘアーセットをしている中で、目を引いた。カッコいい女って感じ」 (東京・28歳)

「普通のストッキングではなく、ラメ入りのカラータイツ。遠くからでもさりげなくキラキラしていておしゃれだと思いました」(熊本・23歳)

【私服・通勤服を活用!】

「シンプルな黒のワンピースに、ノーカラーのツイードジャケットを羽織ったスタイル。フォーマルな印象なのに気合いが入りすぎていなくて、参考になるなぁと思った。パンツと合わせれば通勤にも使えそう」(神奈川・32歳)

「普段着の花柄ワンピに細いベルトでアクセントをつけて、ファーのティペットをして行ったら好評でした」(静岡・26歳)

「二次会用に服を買ったけど、靴まで揃えるお金がなくて…。店員さんに相談したら、『通勤用のパンプスに、ビジューのついたシューズクリップを付けるだけでゴージャスになる』と教えてもらい、それ以来、重宝しています」(東京・23歳)

【迷ったときは参考に!】

「黒ワンピでも、裾の部分だけバイカラー(2色)の切り替えになっているものがおしゃれ。みんなが黒一色の中、少しでも色があると場が華やぐ」(福岡・33歳)

「結婚式ラッシュが続いても毎回違う服を着てくるおしゃれな友人。どこで服を買うのか聞いたら、『H&M』や『Forever21』などのファストファッションが多かった。値段も手頃だし、珍しい色と素材感のアイテムが手に入りやすいそう」(東京・28歳)

 手持ちのアイテムやリーズナブルなお店を上手に活用するテクニックは、ぜひ参考にしたいですね。今までは毎回同じファッションをしていた方も、この機会に新たなコーディネートで二次会に足を運んでみませんか?

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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