ヒトメボ

青山ヴォイスメイクアップアカデミー代表

白石謙二

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読了時間:約3分

 声って恋愛にとっても重要な要素ですよね。素敵な声の持ち主にはつい惹かれてしまいます。でも、もっと○○なら…と自分の声にコンプレックスを抱えている人は少なくないもの。 人に好かれるモテ声になるにはどうしたらいいのでしょうか? 「青山ヴォイスメイクアップアカデミー」代表でヴォイスティーチャーの白石謙二さんにお話を伺いました。

「人に好かれる声とは、よく通り、明るい声のことです。逆に言えば、こもっていて聞き取りづらい声や、暗い印象の声は、モテから遠ざかっている声です。声には『声量・高さ・音色』という3つの要素があり、声にコンプレックスがある人は、このどれかが欠けているのが原因なんです」(白石さん)

 そこで、この3つの要素の改善方法について教えていただきました。

声量を改善するには?

「声量が足りない人は言葉が聞き取りづらく、それだけで印象を下げています。男性でもボソボソした喋り方はイメージが悪いですし、女性も小さな声では暗い印象を受けますよね。

これは、腹式呼吸を意識することでかなり改善できます。今ある息を全てスーッと吐き切ったら、次はへこんだお腹を膨らませるつもりで、鼻から息を吸いましょう。この腹式呼吸をマスターすれば、自然と浅い発声が深い発声に変わり、声量をコントロールできるようになります」(同)

高さを改善するには?

「まずは自分の声を録音して聞いてみましょう。そして、自分の声の高さが周囲と比べてどうなのか、比較する必要があります。その上で、なりたい声のイメージを頭の中に描き、真似してみましょう。

このとき、高い声がコンプレックスになっている男性は、あごを少し引いてみましょう。そして、胸に手を当てて『あー』と発声してみてください。すると、胸骨のあたりが振動するのが分かると思います。このような発音の仕方を『チェストボイス』と呼び、口が胸の位置まで下がった状態をイメージすることで、自然と低い声を出せるようになります。

反対に、声が低い女性は口の位置を頭のてっぺんに持ってくるイメージをしてみましょう。すると、いつもより高い声をラクに出せます。

大切なのは、自分が出せる声域の中で、相対的に低い声&高い声を出そうと意識すること。声そのものを変えようとしなくても、今までの声と少し高さが変わっただけで、印象は劇的に変わります」(同)

音色を改善するには?

「音色とは、『やわらかい声』や『やさしい声』、はたまた『暗い声』や『かたくるしい声』のように、声の印象を左右する要素。これは、表情と密接な関係があります。例えば、笑顔で喋るようにするだけで、声はやわらかい印象に変わりますし、暗い表情をしていると、こもった声しか出ません。

同時に、口角の位置もポイントです。口角が下がっていると暗い声になるため、『イ』の形を意識して。口角をキュッと上に引き上げて、歯が見えるようなイメージで話すと、明るい声が出せますよ。

笑顔と口角を意識するためには、自分の顔を鏡に映しながら話すのが効果的。電話のときにも使える方法なので、ぜひ試してみてください」(同)

 単純に、男性なら低音、女性なら高音のことを「いい声」なんだと思い込んでいましたが、こうした3つの要素をバランスよく満たした声こそが、「いい声」だったんですね。足りない要素を少しでも補うことで、誰でもモテ声に近づけると分かって安心しました!

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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