ヒトメボ

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 悩んだり落ち込んだりしているとき、慰めの言葉をかけてもらえるのはありがたいもの。ただ、なかには全く逆効果の「むしろ何も言ってくれないほうがマシ」とさえ思ってしまう言葉を頂戴することもあります。ヒトメボ読者に、そんな「かえって傷ついた慰めの言葉」について聞いてみました。

「貧乳だったら着られる服が多くていいじゃん」

「胸が小さいことを嘆いていたら、巨乳の友人に『貧乳だったら、着られる服が多くていいじゃん』と言われたこと。わざわざ貧乳って言わなくても……胸が小さいって言えばいいじゃん……って思った」(東京・28歳女性)

 どうして大きいと豊かで、小さいと貧しいのでしょうか。コンパクトでムダがないだけなのに……。

「あの子はデブが好きじゃなかったっていうだけ」

「好きな女の子に告白して玉砕。友人が残念会を開いてくれて飲みに行ったんですが、そのときに、『運が悪かっただけだよ、あの子はデブが好きじゃなかったっていうだけで』と励まされた。ガタイはいいけど、デブだと思っていたことはなかったのでショックだった」(神奈川・32歳男性)

 思わぬ人からの思わぬ指摘に、失恋のショックも吹き飛びますね……。

「それ会社が辞めろって言ってるんじゃない?」

「仕事が異動続きでうんざりしていたら、『それ会社が辞めろって言ってるんじゃない?続けてもしんどいだけだよ』と言われたのが思いのほか傷ついた。第三者から無能呼ばわりされている気がして……」(千葉・28歳男性)

 確かに……お前に何が分かるんだ、と言いたいところですが、もしその通りだったら、と思ったらやるせません。

「あの人はあなたにとって高嶺の花だったんだよ」

「1年付き合っていた彼氏と別れたときに、友達から『しょせん、あの人はあなたにとって高嶺の花だったんだよ。いい夢が見られたと思おうよ』と言われた。釣り合っていないと思われていたのか、と気がつき、ひどく傷つきました」(千葉・25歳女性)

 自分で言うならともかく、他人にまで高嶺の花だったと言われるともうどうしたらいいのか分からなくなりますね……そんなふうに見られていたのかと二度傷つきますね。

「これ以上体重は増やしちゃいけませんって警告を出してるんじゃない?」

「体調が悪くて食欲がないときに、『体がもうこれ以上体重は増やしちゃいけません、って警告を出してるんじゃない?』と友人。私の体型についてそんなふうに思っていたのか、と……」(栃木・34歳女性)

 そうか、体が言っているなら仕方ない……とはなりませんよね……。その後、食欲は回復したのでしょうか。

「女のヒステリーを上手く扱えない男って無能だよねー」

「恋人に腹が立って言い合いになったことを女友達に話したとき。『女のヒステリーを上手く扱えない男って無能だよねー』と彼女が一言。彼を責めることで私に共感してくれたのかもしれないけれど、自分はヒステリー女だと思われてるんだ……と傷つきました」(東京・27歳女性)

 彼女の中では、「女性が腹を立てる=ヒステリー」だったのでしょうか。現場を見たわけでもないのに決めつけられるのは嫌ですよね。

 悪気がないからこそ、どう反応していいか困るもの。そうして、言い返したかった言葉を呑みこむことで更にストレスが溜まる……なんていうこともあります。いっそのこと、そっとしておいてほしかったというのが本音かもしれません。あなたは慰めの言葉でかえって傷ついたことはありますか?

(ふくだりょうこ+プレスラボ)
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ふくだりょうこ+プレスラボ

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