ヒトメボ

料理研究家

オガワチエコ

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読了時間:約4分

 「男を落としたいなら胃袋をつかめ」と言われるように、男性は女性の手料理に弱いというイメージがありますよね。そう思って張り切って作った料理を振る舞ったものの、彼の反応がイマイチだった……なんて人はいませんか? 味はおいしいのになんで!? 

 「盛りつけやスタイリングを工夫するだけで、ぐっとおいしそうに、食欲をそそるような料理に変身しますよ」そう語るのは、著書に『彼の家に作りに行きたい! 純愛ごはん』があり、モテ料理に定評がある料理研究家のオガワチエコさん。今回は、つい見落としがちな、料理をおいしそうに見せるためのポイントを5つ教えてもらいました。

1.盛り付けの基本は高く盛る

「盛り付けの基本は、高さを出すことです。温かいパスタなどは熱で形が崩れてしまうため、高く盛ることはなかなか難しいのですが、トングでひねりながら高さを出してみましょう。また、煮物のように形がはっきりしているものは高く盛りつけしやすいですよ」(同)

 高さがあるだけで豪華に見えますよね。トングは、ひとつ持っておくと何かと便利な、優れものの調理器具。

2.付け合わせには反対色をもってくる

「チキンのトマト煮込みのような赤い料理の端に緑のサラダをもってくる、というように、メインの料理とは反対の色をもってくると、彩りが良くなります。パスタの場合は、バジルやネギを散らすのもきれいに見えますが、味が合わなくなることを避けるため、完成後に散らすのではなく、パスタと具材を合わせているときに一緒に混ぜてしまうことをおすすめします」(同)

 たしかに彩りが良いと食欲が湧きます。ただ、いくら彩りが良くなっても、それで味が悪くなるのは本末転倒なので注意しないといけないですね。

3.器の色には白や薄い緑を。どうしても青色を使いたいなら限定的に

「トルコブルーの器や青い和食器は大変美しいですよね。でも、青は食欲をそいでしまう色なんです。どうしても青い食器を使いたい場合は、たとえば醤油用の小皿などに、限定して使うようにしておきましょう。基本的には白や薄い緑色の器のほうが料理の色が映えます。また、お弁当箱は、内側が黒いものだと食べ物の色がくすんで見えてしまうので、避けたいところです」(同)

 一時期、青い器を使ったダイエット法が話題になったことも。それほど、青い器の食欲減退効果は大きいんでしょうね。

4.煮物は安い器を使わない

「煮物って、手間ひまがかかる料理のわりに、メイン料理にはなりにくいですよね。でもそれって、100円均一で売っているような安い器に盛っていることが原因かもしれませんよ。1,000円以上する陶器の和食器に盛るだけで、料亭で出てきそうな、おいしそうな煮物に見え、メイン料理になりますよ」(同)

 せっかくの手の込んだ料理をムダにしないために、メインになりにくそうな料理であっても少しでも良い器を用意したいところです。

5.器の端に付いたスープや汁は拭き取る!

「意外と見落としてしまう人が多いのが、料理をよそうときに器についた汚れ。器の端に、料理の汁が飛び散っていると清潔感がなくなってしまいます。器の端についたスープや汁は、ふきんやキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。これが一番見栄えに影響することなのに、気にしていない人が多いように思います」(同)

 器に汁が付いていると、手が汚れてしまうことも。ちょっとしたひと手間が見栄えにも彼の心象にも大きく影響するんですね。

 ちょっとした工夫で、彼の箸が止まらなくなる、目でも楽しめる料理になるようです。彼に手料理を振る舞う際、ぜひ味も見た目もおいしい料理を目指してくださいね!

(姫野ケイ+プレスラボ)
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姫野ケイ+プレスラボ

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